市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/03/13 09:11注目イベントを控え、マーケットの変動には要注意!

(欧米市場レビュー)

10日の欧米の為替マーケットでは、米ドルが下落。2月米雇用統計はNFP(非農業部門雇用者数)が+23.5万人と予想の+20万人を上回りました。また、失業率は4.7%と前回4.8%から低下。時間当たり賃金も前月比+2.8%と前回+2.5%から伸びが加速しました。ただ、先週水曜日のADP雇用統計の強い結果を受けて、市場は雇用統計の堅調を織り込んでいたと考えられ、米ドルの上昇材料とはなりませんでした。

ユーロは上昇。ECBが量的緩和(QE)終了前の利上げの可能性を検討していたことが伝わり、ユーロの買い材料となりました。ユーロ/米ドルは1.0696ドルまで上昇。ユーロ/円も122.79円まで上昇しました。

欧州株はまちまち。独DAXは前日比-0.13%、英FTSE100は同+0.38%となりました。米国株は上昇。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.21%、+0.33%、+0.39%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

今週は15日(日本時間16日)に米FOMCをはじめ、オランダ総選挙、米デットシーリングなど注目イベントが集まっています。そのため、週前半は様子見の地合いが強まり、動意に欠ける展開となるかもしれません。

その他にも、14日の米独首脳会談、16日に日銀金融政策決定会合、トルコ政策金利発表、英BOE金融政策会合、米2018年度予算概要発表、18日にはG20財務大臣・中央銀行総裁会議が控えています。これらのイベントを背景に、マーケットが大きく変動することも考えられ、いつも以上に注意が必要となりそうです。

上記イベントの中でも、米FOMCに大きな注目が集まります。OIS翌日物金利スワップによる3月の利上げは95.5%となっており、市場は3月利上げをほぼ織り込んでいます。そのため、仮に利上げが行われたとしてもマーケットの反応は限定的となるかもしれません。

一方で、米雇用統計の強い結果を受けて、一部ではFRBの利上げが後手に回っている可能性が指摘されています。仮に、FOMC後に予定されているイエレン議長の会見などで、今後の利上げペース加速を示唆する発言があれば、米ドルの上昇要因となりそうです。

来週発表される米経済指標も注目でしょう。特にFOMC直前に発表される米2月CPI(消費者物価指数)には注目です。

米CPIは前回1月に前年比+2.5%と前々回12月の同+2.1%から伸びが加速しました。要因は原油価格の上昇ですが、2月の予想も+2.7%とさらに加速することが見込まれており、利上げ観測の一段の高まりによって、市場が米ドル高で反応するかもしれません。

(市場調査部)

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