市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/03/10 09:10ECBは金融政策を据え置き。本日は米雇用統計に注目!

8日、シナリオレポートを更新しました。
『運命』の3月15日にどうなる?
是非ご覧ください。

*******

(欧米市場レビュー)

9日の欧米の為替マーケットでは、ドラギECB(欧州中銀)総裁は会見(※)で欧州経済に関して、ややタカ派寄りの見方を示したことでユーロが強含みました。ユーロ/米ドルは一時1.0612ドルまで上昇。ユーロ/円は121.85円まで上昇しました。

(※)詳しくは「スポットコメント」をご参照ください。

米ドルはユーロを除くほとんどの通貨に対して上昇。市場が米3月利上げをほぼ織り込む中で、米10年債利回りが昨年の最高値水準に迫る2.6%台まで上昇したことが米ドルのサポート材料となりました。

欧州株は上昇。独DAXは前日比+0.09%、英FTSE100は主な欧州株価指数が上昇する中で、同-0.27%となりました。米国株は小幅高。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.01%、+0.08%、+0.02%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の注目材料は、日本時間22:30に発表される米2月雇用統計です。今週8日に発表された2月ADP雇用統計では民間の雇用者数が予想を大きく上振れたこともあり、本日の雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)も堅調な結果が予想されています。

ただ、ADP雇用統計と米商務省が公表する雇用統計は必ずしも一致するものではなく、その点には注意が必要でしょう。

NFP以外の点では時間当たり賃金に注目です。前回1月の雇用統計では、NFPは市場予想を上回る堅調な結果となりましたが、時間当たり賃金の伸びが2016年12月の前年比+2.8%から+2.5%へ鈍化したことが材料視され、米ドルが下落する場面が見られました。

米失業率は9か月連続で5%を下回っており、FRBの使命の1つである完全雇用(※)はほぼ達成されているとみることができそうです。その中で、NFPは2016年1年間の平均で+18.7万人増と堅調に推移してきました。そのため、本日の雇用統計では、NFP以上に時間当たり賃金の伸びが米ドルの動向に影響するかもしれません。

(※)働く意思と能力がある人が全員仕事に就いている状態。

(市場調査部)

----------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ