市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/03/07 09:22RBA政策金利発表。声明にも注目!

(欧米市場レビュー)

6日の欧米の為替マーケットでは、仏大統領選挙でフィヨン氏の代わりに出馬が期待されていたジュペ元首相が出馬しないことを明らかにすると、ルペン氏に有利な材料とみなされて、リスク回避の動きから独金利が低下。ユーロは対米ドル、対円ともに反落しました。

米ドル/円は小幅安。独長期金利の低下につられ米長期金利も低下しましたが、米債券市場で社債発行が多く控えていたこと(米国債売り要因)を背景に米長期金利が一時2.5%台まで上昇しました。ただ、米ドル/円への影響はほとんど見られませんでした。

欧米株は下落。独DAXは前日比-0.57%、英FTSE100は同-0.33%下落しました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.24%、-0.33%、-0.37%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の注目は、日本時間12:30の豪キャッシュレート(政策金利)発表です。ただ、市場は90%超の確率でRBA(豪中銀)が政策金利を据え置くとみています。そのため、同時に発表される声明に注目でしょう。

前回声明では、労働コストの伸びが当面低水準で推移するとする一方、インフレ率は穏やかに上昇するとの見通しを示しました。ただ、RBAは先行きの金融政策には言及しませんでした。

今回、キャッシュレートが据え置かれた場合でも、声明で先行きの金融政策などに関して、新たな材料が出てきた場合、豪ドルが反応する可能性はありそうです。

米ドル/円は方向感に欠ける展開となっています。昨日、米長期金利は一時2.5%台まで上昇しましたが、米ドル/円の反応はみられませんでした。3月の米利上げ確率が高まる中で、市場の目は10日(日本時間22:30)の米2月雇用統計に向いており、米ドル/円は方向感の出にくい展開が続くかもしれません。

一方で、本日22:30に発表される米1月の貿易収支の結果を受けて、トランプ大統領やナバロ国家通商会議委員長などから貿易赤字をけん制するメッセージがあった場合、市場は米ドル安で反応するかもしれません。

前回12月の貿易収支は、赤字額が11月比3.2%減と3ヵ月ぶりに縮小となりました。対中、対ドイツでも赤字が縮小しました。ただ、1月の貿易収支は-485億ドルと、12月の-443億ドルから赤字額が拡大する見通しです。赤字額が拡大した場合、先述の通り、トランプ大統領やナバロ委員長から中国、ドイツ、日本などに対して批判的な発言が出る可能性もあり、注意が必要かもしれません。

(市場調査部)

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