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2017/03/06 09:05FRB議長&副議長が3月利上げ示唆も、米ドルは弱含み。市場の関心はその次の利上げ時期へ!?

[欧米市場レビュー]

3日の欧米時間の外国為替市場では、ユーロが堅調に推移。一時、ユーロ/円は121.09円、ユーロ/米ドルは1.0620米ドルへと上昇しました。フランス大統領選挙の世論調査で、中道系独立候補のマクロン前経済相が極右政党である国民戦線のルペン党首をリードしたことが、ユーロの支援材料となりました。大統領選挙は今年4-5月に実施されます。

一方、米ドルは弱含み。一時、113.82円へと下落し、豪ドル/米ドルは0.7596米ドルへと上昇。NZドル/米ドルも0.7045米ドルへと反発しました。FRB(米連邦準備理事会)のイエレン議長は講演で、「今月のFOMC(連邦公開市場委員会)で、雇用とインフレがわれわれの予想に沿って引き続き進展しているどうかを検証する」と表明。そのうえで、「引き続き進展していれば、FFレート(フェデラルファンド金利、政策金利)の一段の調整が適切となる可能性が高い」と述べ、3月14-15日のFOMCでの利上げを示唆しました。それを受けて、米ドルがいったん上昇する場面があったものの、米10年債利回りの低下を背景に、米ドルは下げに転じました。


[本日の相場見通し]

先週金曜日(3日)は、前述のイエレン議長のほか、フィッシャー副議長が講演しました。フィッシャー副議長は、「過去3か月間、内容の悪い経済指標はほとんど皆無だった」と指摘。FRB当局者が相次いで3月FOMCでの利上げに前向きな発言をしたことについて、「私も強く支持する」と述べました。

<最近のFRB当局者の主なコメント>

ダドリーNY連銀総裁(2月28日)
「金融政策を引き締める根拠は今やかなり強まっている」

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁(2月28日)
「6月よりも3月に利上げするほうが、自身を含め多くのFRB当局者が現在適切と考えている(今年)3回以上の利上げが可能になる」

ブレイナードFRB理事(3月1日)
「成長の継続を踏まえると、緩和措置を段階的に取り除くことが早期に適切となる可能性が高い」

パウエルFRB理事(3月2日)
「3月利上げの論拠が揃ってきた」

イエレン議長らFRB当局者が3月14-15日のFOMCでの利上げを示唆したことは、米ドルにとってプラス材料と考えられます。

ただし、市場は3月の利上げをほぼ織り込みました。市場の金融政策見通しを反映するFF金利先物が3月3日時点で織り込む、3月利上げの確率は94.0%(据え置きが6.0%)。3月利上げ観測を背景に、米ドルが一段と上昇する状況ではなくなりつつあるのかもしれません。FF金利先物を参考にすると、3月の次の利上げ時期は、6月が有力視されているようです。米ドルが上昇基調を強めるには、6月の利上げ観測がさらに高まる必要がありそうです。

(アナリスト 八代和也)

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