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2017/02/28 08:53米3月利上げ確率上昇!米ドル/円は比較的底堅い展開か

(欧米市場レビュー)

27日の欧米の為替マーケットでは、医療保険改革を進展させるまで税制に関する計画は発表しない可能性があるとトランプ大統領が述べたことで、米ドル/円が一時111.96円まで下落しました。

その後、ダラス地区連銀のカプラン総裁は、金融当局は早めに動くことが望ましいとの見解を示すと、米金利や3月の利上げ確率が上昇。米ドル/円は112.81円まで上昇しました。

仏大統領選に関する世論調査で、無所属のマクロン氏の支持率が上昇したことを好感してユーロが上昇。ユーロは対ドルで一時1.0628ドル、対円で119.41円まで上昇しました。

欧州株はまちまち。独DAXは前日比+0.16%、英FTSE100は同+0.13%下落しました。米国株は小幅高。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.08%、+0.10%、+0.28%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の為替マーケットは、日本時間3月1日午前11時に予定されている、トランプ大統領の議会演説を控え、方向感の出にくい展開となりそうです。

昨日、トランプ大統領は、医療保険改革の一段の取り組みが進展するまで税制に関する計画は発表しない可能性を示しました。仮に議会演説の内容が、医療保険改革などが中心となった場合、税制に関する発表を期待している市場は失望するかもしれません。

一方で、ダラス地区連銀のカプラン総裁は、「金融当局は市場の期待に過剰な注意を払うべきではない」「当局が後手に回るような状況にならないように警戒したい」と述べ、3月利上げに直接言及したわけではないものの、金融当局が早めに動くことが望ましいとの見解を示しました。

カプラン総裁の発言を受けて、米金利は上昇。OIS翌日物金利スワップによる市場が織り込む3月の利上げ確率は、24日(金)時点の40%から50%まで上昇しました。

トランプ大統領の議会演説により、米ドル/円が下落する可能性には注意が必要でしょう。ただ、仮に議会演説を受けて米ドルが弱含む展開となっても、その後の経済指標などで米3月利上げ確率が一段と上昇すれば、米ドル/円が反発する可能性もありそうです。

(市場調査部)

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