市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/02/22 09:13米ドルは底堅く推移。米FOMC議事録に注目!

(欧米市場レビュー)

21日の欧米の為替マーケットでは、仏大統領選の世論調査の結果を受けてユーロが下落。ユーロは対米ドルで1.0524ドル、対円で119.57円まで下落しました。米ドルは上昇。米小売業の決算が予想を上回るなど、個人消費が経済成長を押し上げるとの期待が高まったことも、米ドルのサポート材料となりました。

カーニーBOE(英中銀)総裁は、議会証言で、「インフレの上昇はポンド安の影響で、利上げペースは予想より早まることも遅くなることもあり得る」と、利上げに関して従来通りの見解を述べました。

BOEの目標である2%を超えるインフレ率に関しては、「賃金インフレが加速すれば、BOEの許容度の限界に近づく」と発言。また、ブレグジット(英国のEU離脱)に関して、「スムーズなEU離脱は、利上げの十分な理由になる」との見解を示しました。これを受けて、英ポンドはやや強含む展開となりました。

欧州株はまちまち。独DAXは前日比+1.18%、英FTSE100は同-0.34%で取引を終えました。米国株は上昇。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.58%、+0.60%、+0.47%上昇しました。

(本日の相場見通し)

本日は、米FOMC議事録(日本時間23日午前4時発表)に注目です。先週14-15日のイエレンFRB議長の議会証言では、以前に比べて利上げに前向きになってきていることが示されました。

ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は昨日の講演で、「財政政策にかかわらず3回の利上げが適切」との見解を述べました。一方で、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は「賃金は上昇してきているものの、警戒水準ではない」との考えを示しました。

米金融当局者は利上げに前向きになりつつも、依然、利上げペースの見方には相違があるようです。その点に関して、本日の米FOMC議事録で、タカ派とハト派の間でどんな議論がなされたのか注目です。

仏大統領選に関する新たな世論調査(調査会社エブラが公表)では、第1回投票で、フィヨン氏の支持率が21%となり、マクロン氏の支持率18.5%を逆転。フィヨン氏が決選投票に進む公算が高まりました。

決選投票では、フィヨン氏が56%の票を獲得する公算ですが、ルペン氏の得票率が44%まで上昇。その差が縮まる結果となりました。ユーロは、仏大統領選に反応する場面が増えており、今後の展開に注意が必要かもしれません。

(市場調査部)

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