市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2017/02/21 09:00ルペン党首の支持率上昇で、ユーロは上値の重い展開か?

(欧米市場レビュー)

20日の欧米の為替マーケットでは、米国がプレジデンツデーで休場の影響もあって、薄商いとなりました。その中で、英ポンドが反発。特に大きな材料はなかったようですが、英ポンドは主要10か国通貨に対して上昇しました。

与党・アフリカ民族議会(ANC)執行委員会の臨時会議で、ゴーダン財務相の進退が話し合われる可能性が示唆されたことで、南アランドは、対米ドルで一時1%以上下落する場面が見られました。ただ、下げは一時的で、対円相場への影響は限定的でした。

欧州株はまちまち。独DAXは前日比+0.40%、英FTSE100は同0.00%(同-0.1p)で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日はカーニーBOE(英中銀)総裁の議会証言が注目されます。

先週金曜日に発表された1月の英小売売上高は3ヵ月連続で鈍化しましたが、前年比でプラスを保っていることや、英第4四半期GDPが前年比2.2%、英1月消費者物価コア指数が前年比1.8%まで上昇するなど、英経済はブレグジット決定後も堅調に推移しているといえそうです。

英ブレグジットの影響が表れるのはこれからとみることもできますが、その点も踏まえて、カーニー総裁がどんな見解を示すのか注目です。

フランス大統領に関する、新たな世論調査(オピニオンウェイ)で、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の支持率が上昇したことを受けて、フランス国債利回りは上昇、独国債利回りは低下しました。

決選投票がルペン党首とマクロン前経済・産業・デジタル相(無所属)になった場合、ルペン党首が38.5%、マクロン氏が61.5%でマクロン氏勝利との見方が優勢となっています。ただ、その差は縮まってきており、市場は仏大統領選の行方に一段と神経質になるかもしれません。

(市場調査部)

----------------------------------------


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

  • 2019.04.19 08:21 更新19日は欧米が祝日。値動きの増幅に要注意【ポイント】・ドイツやユーロ圏の製造業PMIが市場予想を下回り、ユーロ圏景気の先行き懸念が強まる・トルコの外貨準備をめぐる懸念が強まり、トルコリラが下落・本日1…
  • 2019.04.18 08:28 更新市場の関心は豪州から欧米の経済指標へ!?【ポイント】・本日18日の豪雇用統計が軟調な結果になれば、利下げ観測が一段と高まり、豪ドル安要因に!?・ドイツの製造業PMIで景気の先行き懸念が強まれば、ユーロ…
  • 2019.04.17 08:20 更新CPIを受けてNZドルが急落【ポイント】・中国GDPが本日発表。市場予想の前年比+6.3%を下回れば、リスク回避の動きが強まる可能性あり・米ベージュブック(地区連銀経済報告)にも注目。米F…
  • 2019.04.16 08:31 更新米ドル/円は2日間、3月5日高値を超えられず・・・【ポイント】・トルコリラのマイナス材料相次ぐ。失業率が悪化し、財政赤字は拡大・ドイツZEW景況感調査が予想外のマイナスになれば、ユーロが下落しそう・米中通商協議…
  • 2019.04.15 08:29 更新米国は為替条項を盛り込むことを要求!? 日米貿易交渉に注目【ポイント】・15-16日、日米貿易交渉開催・貿易交渉では、米国が為替条項の導入を要求するとみられる一方、日本は反対の姿勢・主要国の株価動向や米NY連銀製造業景…

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ