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2017/02/17 09:16ECB議事要旨を受けてユーロ上昇。米ドルは動意に欠ける展開か

(欧米市場レビュー)

16日の欧米の為替マーケットでは、2月米フィラデルフィア連銀景気指数が市場予想(18.0)を大幅に上回り、33年ぶりの高水準となる43.3となったことや、その他住宅関連の指標も堅調となったことから、米ドル/円は一時113.81円まで上昇。ただ、米長期金利が低下したことを受けて、米ドル/円の上げは一時的となりました。

昨日発表されたECB議事要旨では、金融緩和を維持するうえで、資産購入の規制適用を緩和することが示唆され、仏や伊国債が買われました(利回りは低下)。一方で、ECBの預金金利を下回る国債は買われにくくなるとの観測から独国債は値下がり(利回りは上昇)。米独金利差が縮小したことでユーロが上昇しました。

欧州株は反落。独DAXは前日比-0.31%、英FTSE100は同-0.34%となりました。米国株はまちまち。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.04%、-0.09%、-0.08%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の米ドル/円は、動意に欠ける展開となりそうです。目立ったイベントや経済指標の発表などがない中、積極的な買いは控えられそうです。

一方で、昨日発表された2月米フィラデルフィア連銀景気指数は43.3と、前月値23.6から大幅に上昇しました。中身を見てみると、新規受注や労働時間が上昇しており、経済の底堅さがみてとれます。

また、ブルームバーグのインタビューに応じたフィッシャーFRB副議長は、「今後もインフレ2%を目指し、そこに近づく可能性はかなり高いだろう」と発言。完全雇用に関しても、若干のスラック(需給の緩み)の可能性を指摘しながらも、現時点でかなり近いとの考えを示しました。

米経済は堅調に推移していると考えられ、一方向のドル安円高も進みにくいとみることもできそうです。

(市場調査部)

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