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2017/02/16 09:02米インフレ圧力高まる!日米長期金利差で見ると米ドル/円には上昇余地がありそう!?

(欧米市場レビュー)

15日の欧米の為替マーケットでは、1月の消費者物価コア指数や小売売上高が市場予想を上回り、インフレが加速し利上げペースが早まるとの観測から、米ドル/円が一時114.94円まで上昇しました。

ただ、その後に発表された1月の鉱工業生産や設備稼働率が市場予想を若干下回ったことで、米ドル/円は114円台前半まで下落しました。

欧米株は7日続伸。独DAXは前日比+0.19%、英FTSE100は同+0.47%となりました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.52%、+0.50%、+0.64%上昇し、最高値を更新しました。

(本日の相場見通し)

昨日発表された米1月消費者物価コア指数は前年同期比で+2.3%となり、前月値の+2.2%からインフレが加速する結果となりました。これを受けて米長期金利は一時2.5%台まで上昇しました。

米ドル/円は米長期金利と連動性の高い局面が続いていますが、足元では若干のかい離が見られます。

米ドル/円と日米長期金利差の相関性を示す決定係数R²(※)は2016年4月以降で0.85と高まっています。これを参考に米ドル/円の推計値を求めると、115.17円(日本時間16日午前7時点)となり、足元の114円台前半(同時点)は日米長期金利差から見ると若干低い水準で推移しているとみることができそうです。
(※)1に近いほど相関性が高く、-1に近いほど逆相関の関係にある。
 


<式と条件>
y=74.4189+16.9553x
・y=米ドル/円推計値
・x=日米10年債利回り差(米-日)
・決定係数R^2=0.8554
・期間:2016/4/1〜2017/2/16
・週次データ

以上を参考にすると、日米長期金利の水準が現行程度で推移した場合、米ドル/円は115円台に向けて上昇する余地はありそうです。

(市場調査部)

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