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2017/02/08 09:12フォーブス委員が利上げを示唆し、英ポンド上昇。ユーロは上値が重い展開か

(欧米市場レビュー)

7日の欧米の為替マーケットでは、米ドル/円が一時112.55円まで上昇しましたが、欧米政治への不透明感などから米10年債利回りが低下し、111.79円まで下落するなど、方向感に乏しい展開でした。

英ポンドも米ドル/円と同様、方向感に欠ける展開。ロンドン時間に対米ドルで1.23ドル台まで下落しましたが、BOE(英中銀)のフォーブス委員が「近く利上げが必要になる可能性がある」との認識を示すと、一転して反発。英ポンド/ドルは1.25ドル台へと上昇。対円でも日中安値の138.50円から140.56円まで上昇しました。

欧州株はまちまちながら、独DAXと英FTSE100それぞれ前日比+0.34%、+0.20%上昇しました。米国株は小幅高。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.19%、+0.02%、+0.19%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

仏大統領選への懸念を背景に、ユーロは昨日2日続落し、ユーロは対円で昨年12月以来となる119.51円まで下落。対ドルでも1.0655ドルまで下落しました。

IMF(国際通貨基金)は6日、ギリシャに関する年次評価の協議後、同国は財政黒字を達成可能であるとしながらも、欧州債権団が求める水準の黒字化は達成できないだろうとの見解を示しました。これを受けてギリシャの2年債利回りが10%に迫る9.77%まで上昇(価格は下落)しました。

一方で、EU当局者(協議が非公開であることを理由に匿名)は、IMFの仮定はギリシャの財政改革が反映されていないと指摘しました。

ギリシャ支援に関する協議は、IMFとユーロ圏当局者との見解の相違を背景に行き詰っています。3月にはオランダの総選挙が控えているため、2月20日に開催されるユーロ圏財務相会合までに合意ができなければ、状況が複雑化する可能性も指摘されています。

独仏蘭などの選挙に加えて、ギリシャの財政問題は、今後のユーロにとって重石となるかもしれません。

(市場調査部)

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