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2017/01/30 09:16今週は日米英金融政策会合に注目! フィッチはトルコ国債を「投機的」に格下げ

(欧米市場レビュー)

27日の欧米の為替マーケットは、方向感に欠ける展開。米ドル/円は、米第4四半期(10-12月期)GDPの予想を下回る結果を受けて一時114.75円まで下落しました。一方で、米個人消費やミシガン大学消費者信頼感指数は堅調な結果となり、米ドル/円の下げは限定的となりました。

米第4四半期GDPの結果を受けて、米10年債利回りは2.4%台へ低下。米ドルの上値を重くしました。

フィッチは先週金曜日に、トルコ国債の格付けをBBB-からBB+へと引き下げました。フィッチの発表時間が取引時間外(日本時間28日6:05分)だったこともあり、格下げの結果はトルコリラにほとんど反映されずに越週となりました。

欧米株はまちまち。独DAXは前日比-0.29%、英FTSE100は+0.32%で越週しました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.04%、-0.09%、+0.10%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

今週は日米英の金融政策発表に注目です。各中央銀行はそれぞれ現状維持が見込まれています。その中で、日銀は、世界的な金利上昇を背景に「長期金利を0%近辺で維持するとの誘導目標」に修正があるのか注目です。仮に、長期金利上昇が容認されれば、国債購入額の縮小(テーパリング)の思惑浮上となり、米ドル/円の下落要因となりそうです。

英経済はブレグジット決定後もポンド安などを背景に堅調に推移しています。ただ、メイ首相はハードブレグジットを明言しており、BOE(イングランド銀行)は影響を注視しつつ、金融緩和を継続しそうです。

昨年12月に利上げを行ったFOMCも現状維持が見込まれます。そのため、声明文における景気・物価の判断や政策方針に修正があるのかが注目でしょう。

先週金曜日の米第4四半期GDPは予想を下回る結果となりましたが、米個人消費は比較的堅調な結果となりました。今週発表される米PCEコアデフレーター(日本時間1月30日(月)22:30)や米雇用統計(同2月3日(金)22:30)で個人消費の堅調さや賃金の上昇が確認されるようなら、米ドルのサポート材料となりそうです。

フィッチは先週金曜日に、トルコ国債の格付けをBBB-からBB+へと引き下げました。主要な格付け機関で唯一、投資適格級を維持していたフィッチも格付けを「投機的」に引き下げたことで、トルコリラの下落圧力が強まる可能性もあり、注意が必要でしょう。

(市場調査部)

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