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2017/01/25 09:38TCMBの利上げは不十分!? 市場は引き続き大幅利上げを期待か

(欧米市場レビュー)

24日の欧米の為替マーケットでは、米ドル/円が上昇。米ドル/円は一時113.88円まで上昇しました。クロス円も概ね上昇。特に加ドルとランドは上げが比較的大きめでした。

トランプ大統領が、キーストーンXLとダコタ・アクセスの両パイプラインの建設を推進させる大統領令に署名したことで、加ドルが上昇。加ドル/円は86.59円まで上昇しました。

SARB(南アフリカ中銀)は市場予想通り、政策金利を7.0%で据え置きました。SARBは2017年のGDP見通しを従来の1.2%から1.1%へ引き下げました。一方でインフレに関しては、SARBの目標レンジの上限である+6%以下に徐々に低下するとの見通しを示しました。

TCMBは予想に反して、主要政策金利の1週間物レポ金利と翌日物借入金利を据え置きました。利上げは翌日物貸出金利を8.5%から9.25%へ引き上げるのみにとどまり、トルコリラは下落しました。ただ、対円では米ドル/円の上昇に支えられ、下げは一時的でした。

英最高裁判所はEU離脱の交渉開始に関して、メイ首相の主張を退け、議会の承認が必要との判断を下しましたが英ポンドへの影響は限定的でした。

欧米株は上昇。独DAXは前日比+0.43%で取引を終えました。英FTSE100は、英最高裁判所の判断を受けて上値が重い展開となり、前日比-0.01%の小幅安。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.57%、+0.66%、+0.86%となりました。S&P500は過去最高値を更新しました。

(本日の相場見通し)

本日の日経平均株価は、欧米株の上昇などを受けて比較的底堅く推移しそうです。昨日、米ドル/円が反発したことも日経平均のサポート材料となりそう。米ドル/円も日経平均同様底堅く推移しそうです。

昨日TCMBは声明で、翌日物貸出金利の引き上げはインフレ高進への懸念が背景であると示しました。また、将来の金融政策はインフレの状況により決定されるとしています。

ただ、インフレ高進への懸念やトルコリラ安の中で、市場が期待するほどの利上げができなかった背景には、トルコ政府の圧力があるとみることができそうです。エルドアン大統領は大統領権限の強化を着々と進めています。そうした中で、市場はいずれ大幅な利上げが必要になるとみているようです。果たして、TCMBにそれが可能か、要注目でしょう。

(市場調査部)

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