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2017/01/17 09:18本日はメイ英首相の演説に要注目!米ドル/円に影響も!?

(欧米市場レビュー)

16日の欧米の為替マーケットでは、米株式市場が休場の中、動意に乏しい展開でした。米ドル/円が小幅安。クロス円や各通貨の対米ドル相場も小幅に下げました。

BOE(英中銀)のカーニー総裁は講演で、「政策金利は上下いずれの方向にも動き得る」、「(目標とする)2%を超えるインフレ率の許容には限度がある」と述べました。

同総裁は、英中銀の政策当局者らは、「ポンド安が物価に影響を与え始める中で、情勢を注視していく」とも発言。英国民投票後、英経済を支えてきた消費者は、今年新たな逆風に直面するとの見方を示しました。英ポンドへの影響は限定的でした。

欧州株は英EU離脱に関する懸念の高まりを背景に反落。独DAXは前日比-0.64%、英FTSE100は-0.15%で取引を終えました。英FTSE100は15営業日ぶりの下落となりましたが、英ポンド安を背景に輸出関連株が上昇し、下げ幅は小幅にとどまりました。

(本日の相場見通し)

本日の注目材料は、メイ英首相の演説です。Bloombergは、「英首相府が発表した演説の抜粋によると、メイ首相は英国がEUの部分加盟国や準加盟国となることに関心がないと表明する」と報道しており、その場合、英ポンドは一段と下落するかもしれません。

また、英ポンドのボラティリティは直近で高まっており、仮にメイ首相の演説が穏健な離脱を示唆する内容だったとしても、英ポンドの値動きは大きくなることも考えられます。

他にも、英消費者物価指数(12月)とNY連銀製造業景気指数(1月)には注目です。カーニー総裁は講演で、BOEがポンド安による物価への影響を注視すると述べています。消費者物価指数の結果は、BOEの金融政策の大きな判断材料となるかもしれません。

NY連銀製造業景況指数は、前回9.0と良好な結果となっており、引き続き堅調さを保てるかに注目です。米ドル/円は同指数に反応することも考えられますが、メイ首相の演説に為替市場が大きく反応した場合、その影響をより強く受けた値動きになる可能性もあります(英ポンドが大きく下落する場合はリスクオフが強まって米ドル/円も円買い主体で下落するかもしれません)。そのため注意が必要でしょう。

(市場調査部)

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