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2017/01/12 09:05トランプ次期大統領の記者会見後に米ドル全面安

(欧米市場レビュー)

11日の欧米の為替マーケットでは、トランプ次期大統領の記者会見を受けて米ドルが下落。米ドル/円は一時114.23円まで下落しました。

注目されたトランプ次期大統領の記者会見は、企業の米国外への生産拠点の移転に対して多額の国境税を課すといった保護主義的なものや、ロシア関連の政治的内容が中心となり、リスクが意識された側面がありそうです。

また、財政拡大や景気刺激策などについての詳細な説明がなかったことも、米ドル売りにつながりました。

一方で対米ドルでの上げ幅が比較的大きかった豪ドルやNZドルは対円でも小幅に上昇しました。EIA(米エネルギー情報局)の週間統計で製油所の原油使用量が統計開始後で過去最大となり、原油価格が上昇したことも豪ドル高につながりました。

昨日の日本時間に30円割れとなったトルコリラ/円は、欧米市場でも下落。一時29.44円となり、過去最安値を更新しました。

欧米株は上昇。原油高を好感してエネルギー関連銘柄を中心に上昇しました。独DAXは前日比+0.54%、英FTSE100は+0.21%となりました。英FTSE100は10日連続で終値ベースでの最高値更新となりました。

NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.50%、+0.28%、+0.21%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の日経平均は、欧米株が上昇した流れを受けて、比較的底堅く推移しそうです。一方で、昨日米ドル/円が続落したことで、米ドル/円の動向が日経平均に影響しそうです。

本日は2017年のFOMCで投票権を有するハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の講演をはじめ、他に3名の地区連銀総裁の講演が予定されており、注目されます。

ハーカー総裁が投票権を有するのは2015年の就任以降初めてです。今後の米利上げペースを考えるうえでも、投票権を有する地区連銀総裁として、どのような発言をするのか注目されるかもしれません。

(市場調査部)

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