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2017/01/11 08:49トルコリラが対米ドル、対円ともに過去最安値更新

(欧米市場レビュー)

10日の欧米の為替マーケットでは、本日(日本時間12日午前1時)のトランプ次期大統領の記者会見を控えて、米ドルがもみ合いの展開でした。米ドル/円は一時115.18円まで下落するも、ほぼ横ばい。クロス円通貨も方向感の出にくい展開となりました。

その中で、トルコリラは大幅安。前日に対ドルで過去最安値を更新していたトルコリラは続落し、この日は対円でも過去最安値を更新しました。これを受けて、トルコ中銀が為替介入の可能性を示唆し、トルコリラは一旦下げ止まったものの、影響は限定的でした。

原油価格は米在庫増加への警戒感から下落。WTI原油先物は続落し、約1か月ぶりとなる安値を更新しました。

欧米株は方向感に欠ける展開。独DAXは前日比+0.17%で取引を終えました。英FTSE100はポンド安を好感して続伸。9営業日連続で終値ベースの過去最高値を更新しました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.16%、+0.00%、+0.36%で取引を終えました。

(本日の相場見通し)

本日の日経平均は、トランプ次期大統領の選挙後初となる公式な記者会見(日本時間12日午前1時)を控え、方向感の出にくい展開が予想されます。

米ドル/円も動意に欠ける展開が予想されます。ただ、トランプ次期大統領の記者会見の内容次第では、値動きの荒い展開になる可能性も考えられます。

財政拡大、通商政策やトランプ次期大統領の利益相反などに注目が集まっていますが、一部では為替政策についてドル高けん制があるのではとの警戒感もあり、その場合米ドル/円は下落圧力が強まるかもしれません。

対米ドル、対円で過去最安値を更新したトルコリラは下落圧力が続く可能性があります。エルドアン大統領は景気テコ入れのための利下げを要求しており、トルコ中銀が利上げできないのではとの見方が背景にあるようです。

市場にはトルコリラの下落を止めるためには大幅な利上げが必要との見方もあり、エルドアン大統領の強権の下、トルコ中銀が独立性を示せるかが、1つのカギとなりそうです。

(市場調査部)

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