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2017/01/05 09:04米ドル安を背景に資源国通貨が上昇

(欧米市場レビュー)

4日の欧米の為替マーケットでは、豪ドルや加ドルなどの資源国通貨が上昇しました。今月発効のOPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟国による減産合意について、オマーンが実施を表明したことや(クウェートはすでに実施)、米エネルギー情報局の週間統計の発表を控えて在庫減少への期待が広がったことから、原油価格が上昇したためです。

欧州時間に米長期金利が低下したことを受けて米ドルは軟調に推移し、米ドル/円は一時117.06円まで下落しました。その後、米国時間にFOMC議事録が公表され、参加者の大半が今後数年は「穏やかな」ペースでの利上げが適切になる可能性が高いとの認識を示しました。また同時に、財政政策の拡大により、(参加者)自身の経済成長予想に対する上振れリスクが高まったとの認識を示唆していたことが伝わると、米ドルは反発しましたが、影響は限定的でした。その後米ドル/円は再度下落し、117.24円で引けました。

※FOMC議事録:詳しくはスポットコメントをご覧ください。

対ドルで過去最安値を更新していたトルコリラは対ドル、対円共に小幅反発となりました。

独DAXは小幅安でした。英FTSE100は小幅に続伸し、前日に続き終値ベースでの最高値を更新しました。

米国株はFOMC議事録の内容をハト派的と捉え続伸しました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.30%、+0.57%、+0.88%となりました。

(本日の相場見通し)

米ドル/円が下落したことを受けて、本日の日経平均は上値が重い展開が予想されます。ただ、米国株は昨日続伸となったことや、日銀ETF買いへの観測を背景に下値も限定的となりそうです。

本日の注目材料は、ADP雇用統計(日本時間22:15)と12月ISM非製造業景況指数(同24:00)です。FOMC議事録をハト派的ととらえて下落した米ドル/円ですが、米経済指標が引き続き堅調な内容となれば米ドル/円が上昇する可能性があります。ただ、明日(6日)に米雇用統計が控えていることから、本日の反応は限定的となるかもしれません。

(市場調査部)

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