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2017/01/04 09:03米ドル上昇、トルコリラは対米ドルで最安値を更新!

(欧米市場レビュー)

3日の欧米の為替マーケットでは、米ドル/円が上昇。米ドル/円は一時118.59円まで値を上げました。一方で、ユーロは下落。ロジャース英EU大使の辞任を受け、EU離脱交渉が停滞するとの懸念が背景です。ユーロ/米ドルは一時1.0338ドルまで下落。14年ぶりの安値を付けました。英ポンドは対円、対米ドル共に小幅下落でした。

日本時間16時に発表された12月のトルコ消費者物価指数は予想(7.6%)を上回る前年比8.53%となりました。1日のテロに加えて、トルコでのインフレ懸念が高まったことでトルコリラは下落。トルコリラ/円は32.68円、対ドルでは3.6042トルコリラまで下落して最安値を更新しました。

欧州時間に原油価格が上昇したことを受けて、加ドルなどの資源国通貨が上昇しました。WTI先物(2月限)は一時2015年7月以来の高値まで上昇しましたが、米国時間に入ると、米ドル高やOPECとその他産油国による減産合意への疑念から前日比-2.59%の52.33ドルまで下落。これに連れて、資源国通貨も上げ幅を縮小しました。

欧米株は上昇。中国の12月財新製造業PMIが予想を上回ったことを好感して、欧州株が上昇。英FTSE100は2016年最終日に続き、終値ベースで最高値を更新しました。

米国株も欧州の流れを引き継ぎ上昇。12月のISM製造業景況指数が予想を上回ったことも好感されました。NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.6%、+0.85%、+0.85%上昇しました。

(本日の相場見通し)

本日は東証の大発会となります。日本株は昨日の欧米株の流れを引き継ぎ、底堅い展開が予想されます。

米ドル/円は上値の重い展開が予想されます。昨日、米大統領選挙後に付けた高値の118.65円に迫りましたが、その後反落しており、米ドル/円が一段と上昇するためには、高い相関性を示している米長期金利の上昇など、新たな材料が必要かもしれません。本日(日本時間5日午前4時)に公表されるFOMC議事録は、米長期金利の先行きを見るうえでも要注目です。

昨日対米ドルで最安値を更新した、トルコリラの動向にも要注目です。トルコリラ/円は米ドル/円の上昇にサポートされる形で比較的底堅く推移していますが、トルコからの新たな材料(テロや憲法改正など)で一段の下落圧力が加わるかもしれません。

(市場調査部)

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