市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/12/30 09:13米長期金利の動向に注目!閑散時の大口フローには要注意!

[欧米市場レビュー]
 
29日の東京時間の米ドル/円は、米10年債利回りが節目の2.5%を割り込んだことで日米金利差が縮小するとの観測が広まり、116.55円まで下落しました。
 
米機関投資家が、28日の海外市場で米株売り・米債券買い(米金利は下落)のリバランス(※)を行ったことに続き、一部市場参加者の間では、米国債市場は記録的なカラ売り残となっており、更なる米債の買い戻し(米金利は低下)が進むとの思惑が広がったことがその背景。(※ 資産運用者等が、ポートフォリオの一部を売買することにより、相場の変動などにより変化した投資配分の比率を調整すること。)
 
欧州時間の米ドル/円は、東京時間の流れを受け、一時116.22円まで下落しました。ユーロ/円は121.56円、英ポンド/円は142.14円、豪ドル/円は83.75円、NZドル/円は80.68円まで下落。その後、米ドル/円は116円台前半に買い注文が散見されていたことから、売りも一服し、116円台後半まで値を戻しました。
 
NY市場では、反発して始まった米株が下げに転じたことから、再び116円台前半まで下落しました。注目の27:00発表の米7年債入札結果を受け、米長期金利は下げ幅を拡大し、米ドル/円は下値を試す動きが見られましたが、116円台前半の買い注文に下値はサポートされました。米10年債利回りは、一時2.45%台に低下。NY市場の米ドル/円は、116円台半ばで終了しました。


[本日の相場見通し]

30日のアジア・オセアニア時間の米ドル/円は、再び売りが優勢となり、116円台前半の買い注文をこなし、116.00円の安値まで下落しました。(東京時間9時時点)

本日の米ドル/円とクロス円は、日経平均株価が弱含みに推移することが予想されることから、頭の重い展開を予想します。本日の日経平均株価は、ダウ平均・日経平均先物が下落したことから、頭の重い調整色の強い展開を予想します。本日の外国為替市場では、月末・年末ということもあり、参加者が少なくなることが予想されるものの、大口フローには要注意です。
 
 [本日の注目材料]

米長期金利の下落調整が進む中、米長期金利に影響を与える米重要経済指標に注目です。
23:45発表予定:12月米シカゴ購買部協会景気指数   (市場予想は57.0)


(市場調査部)

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