市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/12/20 09:19日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見に要注目!!

[欧米市場レビュー]
 
欧州時間序盤の米ドル/円は、東京市場の流れを受け、米ドル売りが先行し、116.97円まで下落しました。しかし、その後は本邦実需筋(輸入業者)の買い注文が下値をサポートし、117円台前半から117円台半ばでのもみ合い相場となりました。
 
一方で、ユーロが対主要通貨で下落する場面が見られました。伊銀行救済基金が、伊モンテ・パスキ銀行の増資計画に不満を示したとの報道がユーロを圧迫したことが背景。ユーロ/米ドルは1.04ドル台後半から同前半まで、ユーロ/円は122円台後半から122円台割れまで下落しました。
 
NY時間の米ドル/円は、米10年債利回りが2.53%近辺まで下落したことに加え、駐トルコ・ロシア大使がトルコ・アンカラで銃撃されたとの報道を受け、リスク回避の円買いが加速し、一時116.55円まで下落。クロス円も軟調に推移しました。

その後、銃撃されたロシア大使は死亡し、また、トルコ米大使館でも銃撃音があったとの報道がありました。この影響もあり、銃撃が発生した当該国通貨であるトルコリラが売られ、対円で一時32.98円へと下落しました。その一方で、NY原油相場は続伸しました。中東で地政学的リスクが高まったことが背景です。

注目のイエレン米FRB議長の講演では、議長が「雇用市場は過去10年間で最も強い」と発言したことを受け、米ドルに買い戻しが入りました。 米ドル/円は117.36円まで上昇、ユーロ/米ドルは1.0390ドル、豪ドル/米ドルは0.7240ドルまで下落しました。


[本日の相場見通し]
 
本日の午前の米ドル/円とクロス円は、日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見の結果待ちで、動きの乏しい展開が予想されます。特に、直近の円安や金利上昇に関して、総裁より発言があれば、市場は動意を見せる可能性があるので要注意です。

本日の午前の日経平均株価も、日銀の金融政策決定会合の結果待ちで、もみ合いを予想します。ただし、日経平均株価の下値は、日銀のETF買いの思惑があることから、限定的と予想されます。


[本日の注目材料]

本日は、日銀が金融政策決定会合で金融政策を決定し、その後、東京時間15:30より黒田日銀総裁の記者会見が予定されています。市場では、景気判断の上方修正が期待されているものの、金融政策を現状維持するとの見方が大勢です。直近の円安や金利上昇などを受けての黒田日銀総裁の会見内容に注目が集まります。

(市場調査部)
 

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