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2016/12/15 09:12FOMCのサプライズ結果を受け、米長期金利が上昇、そしてドルが急騰!!

[欧米市場レビュー]

序盤の欧州時間の外国為替相場は、FOMCの結果発表を控え、ポジション調整のドル売りが優勢となりました。ドル/円は114.88円まで下落し、ユーロ/ドルは1.0663ドルまで上昇した局面がみられました。ポジション調整後は、ドルの押し目買いが散見され、ドル/円は115円台前半、ユーロ/ドルも1.06ドル台前半に戻し、狭いレンジでのもみ合いとなりました。

注目の米11月小売売上高(前月比)(東京時間22:30発表)は、+0.1%と市場予想の+0.3%を下回ったことから、米10年債利回りが下落し、ドルは売られる展開となりました。ドル/円は114.63円まで下落、ユーロ/ドルは1.0654ドルまで上昇しました。

年内最後の最大イベントとも目されたFOMCでは、FFレート誘導目標を0.50%から0.75%への引き上げ(0.25%の利上げの実施)を決定しました。

焦点であったFOMCのメンバーの来年の金利見通し(利上げ回数)は、従来の2回(9月時点)から3回へと引き上げられた(※)ことから、米10年債利回りが上昇し、ドルは主要通貨に対し急騰しました。ドル/円は116.41円まで急騰、ユーロ/ドルは1.0556ドル、豪ドル/米ドルは0.7446ドル、NZドル/米ドルは0.7146ドルまで急落しました。

(※)FOMCメンバーの金利見通し:「2017年の利上げ見通し3回(9月時点2回)」「2017年末のFF金利1.4%(9月時点予想1.1%)」

イエレンFRB議長の記者会見後には、更にドル高と米長期金利高が進み、ダウ平均は下落しました。ドル/円は一時2月8日以来の117.38円まで急騰し、ユーロ/ドルは1.0495ドルまで急落。米10年債利回りは一時2014年9月19日以来の2.584%へと上昇しました。 


 [本日の相場見通し]
 
FRBが予想通り0.25%の利上げを行ったほか、FOMCのメンバーの来年の金利見通しが引き上げられたことから、ドルは他通貨に対して大幅に上昇しました。

日経平均株価は上昇することが予想され、リスク選好のドル買い・円売りが優勢となる展開を予想します。

ドル/円の下値では、実需筋(輸入業者)の買い注文が散見されます。また、昨夜も海外勢の大口ドル/円買い需給が散見されたので、注意が必要です。

本日の日経平均株価は、NYダウが米金利の更なる上昇を警戒し下落した一方で、夜間の日経平均先物が上昇し、ドル/円も117円台ミドルへと上昇していることから、輸出関連株を中心に上昇すると予想します。

(市場調査部)

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