市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/12/01 09:16OPEC総会の減産合意を受けリスク選好に拍車!本日もリスク選好の動きは継続か?

[欧米市場レビュー]
 
欧州序盤の市場では、OPEC総会において複数の石油相から減産合意に向け前向きな発言が報じられ、NY原油先物が大幅に上昇しました。東京市場では45ドル台で推移していたNY原油先物は、一時49ドル台乗せへと大幅高。この動きを受け、リスク選好の動きが活発化し、欧州株や日米株価先物が堅調に推移したことから、ドル/円は113円台前半まで上昇しました。
 
その後、米11月ADP雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことに加え、OPEC総会で日量120万バレル減産、生産量3250万バレルで合意(※)と報じられると、リスク選好の動きに拍車がかかり、ドル/円は113円台後半まで上昇し、クロス円も堅調に推移しました。サウジアラビアが特例としてイランに増産を認めたことが、合意への突破口になった模様です。
 
※「OPECは原油生産量を日量120万バレル削減する」「日量3250万バレルの生産枠は1月1日から施行」・・・サウジアラビアは、一国で48.6万バレル減とし、増産を主張していたイランの増産(イランだけは増産)を呑んだ形となりました。
 
中盤のNY市場では、東京時間25時のロンドンフィキシング(※)に向け、ドル買いが対円で強まり、ドル/円はストップロス注文を巻き込み、114円台前半まで上昇しました。(※フィキシングとは「値決め」をするという意味。ロンドン冬時間16時に世界の投資家や機関投資家などが保有資産を評価する時に使う基準値で、同フィキシングの前後に大きな為替需給が発生することがあります)

その後、ドル円はOPEC減産の報道が継続して材料視され114.51円を示現。ユーロ/円は121.01円、英ポンド/円は142.94円、豪ドル/円は84.46円、NZドル/円は80.95円、カナダドル/円は85.17円まで上昇しました。
 
注目の米・ベージュブック(地区連銀経済報告)(※)は、利上げを後押しする好材料となりそうな結果でしたが、為替相場への影響は限定的でした。
 ※ 10月初めから11月中旬の米経済は「大半の地域で引き続き拡大した」と評価し、先行きも「おおむね良好」と判断。


[本日の相場見通し]
 
日経平均株価は、ドル/円が114円台半ばまで上伸したことに加え、欧米株や夜間の日経平均先物が上昇したことから、輸出関連株を中心に大幅に続伸すると予想されます。東京時間の10:00と10:45には、中国の重要経済指標の発表が予定されており、日経平均株価に影響を与える可能性があるので要注目です。
 
ドル/円は、NY市場で3月2日以来となる114.51円まで上昇しました。OPEC総会で原油減産の合意がなされ、米重要経済指標の結果が市場の予想を上回ったことが背景。

本日のドル/円とクロス円は、日経平均株価が大幅に続伸することが予想され、ドル/円のショートポジションが散見されることから、上値を試す展開を予想します。東京時間では、中国の重要経済指標、海外市場では、米11月ISM製造業景況指数に注目です。
 
[本日の注目材料]

1. 中国11月PMI製造業:東京時間10:00発表予定(市場予想は51.0)
2. 中国11月財新製造業:東京時間10:45発表予定(市場予想は51.0)
3. 米11月ISM製造業景況指数:東京時間24:00発表予定(市場予想は52.3)

(市場調査部)

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