市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/30 09:23東京時間18:00開始予定のOPEC総会に注目!!内容次第で為替相場に影響する可能性も!!

[欧米市場レビュー]
 
29日午前の東京市場のドル/円は、米長期金利が軟調に推移し、OPEC加盟国での非公式協議で、「イランとイラクが減産に抵抗」との報が伝わると、111.60円の日通し安値まで下落しました。

ドルが対円で下落したことから、クロス円も連れて下落。ユーロ/円は118.56円、英ポンド/円は138.48円、豪ドル/円は83.60円、NZドル/円は79.03円まで下落しました。その後、実需筋(輸入企業)がドル/円を断続的に買ったことから、112.21円まで上昇し、クロス円も堅調に推移しました。

欧州時間序盤のドル/円は、ショートカバー(※)が優勢となり、一時112.69円まで上昇しました。東京市場で断続的な買い需給(実需筋のドル買い需給)が散見され、ドルが円に対してショート(=多くの市場参加者の売り持ちの建玉がたまった状況)になったことが背景。(※売り持ちの建玉(ショート)を買い戻す(カバー)行為)

NY市場のドル/円は、注目の米第3四半期GDPの改定値が市場予想を上回り、米10年債利回りが上昇したことから、上げ幅を広げました。ドル/円は、113.29円と日通し高値を上回り、クロス円も連れて上昇しました。豪ドル/円は84.34円、カナダドル/円は84.19円とそれぞれ日通し高値を上回りました。

NY市場の中盤から終盤にかけては、OPEC総会を本日に控え、不透明感を煽る報道(※)に影響され原油が下落しました。原油が軟調に推移したことから、資源国通貨であるカナダドル/円は83.60円割れ、豪ドル/円は84.00円近辺まで、ドル/円は112.27円まで下落しました。

※イラン石油相:「減産意思ない」との主張。サウジアラビア:「合意破棄の用意」。


 [本日の相場見通し]
 
日経平均株価は、ドル/円が112円台半ばと堅調に推移していることに加え、小幅ながらもNYダウがプラスで引けたことから、底堅い展開を予想します。ただし、OPEC総会の内容次第では、今後の相場展開に大きな影響を与える可能性があるので、動きは限定的と思われます。

ドル/円とクロス円に関しても、OPEC総会を今夜に控え、動きの鈍い展開を予想します。海外市場の材料としては、OPEC総会に関する報道・結果・記者会見に加え、米長期金利に影響を与える米重要経済指標に要注目です。


[本日の注目材料]
OPEC総会:総会(ウィーン)は、東京時間の18:00開始。同総会に関する記者会見は、東京時間24:00開始の予定。

米11月ADP雇用統計:22:15の発表予定(市場予想は16万人)
米・ベージュブック(地区連銀経済報告):28:00公表予定 

(市場調査部)

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