市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/28 09:08今週は、11月30日のOPEC総会と12月2日発表予定の米雇用統計に注目!!

[欧米市場レビュー]
 
25日午前の東京市場では、海外勢から日経225先物とドル/円に大きな買い需給が入り、ドル/円は前日日通し高値の113.50円近辺を上抜け、113.88円まで上昇しました。ドルが対円で急伸したことから、クロス円も連れて上昇。ユーロ/円は120.15円、英ポンド/円は141.72円、豪ドル/円は84.59円、NZドル/円は79.69円まで上昇しました。

一方で、114.00円は、バリアオプションのトリガー(※)があり、114.00円手前では大量の防戦売りが散見され、ドル/円の上値は抑えられました。(※事前に決めた、値が付いたら通貨オプションの権利の発生や消滅が起こる条件となる価格のことで、上記の114.00円がオプションのトリガー価格です。)

上記のケースでは、通貨オプションの権利消滅を防ぐために、大量のドル/円の売り注文が114.00円手前に散見されました。トリガー価格を付けると、相場が大きく動くことがあるので注意が必要です。24日のドル/円の113.00も同様のオプショントリガーあり、同値を付けた後に113.49円まで一気に上昇しまた。 

欧州市場のドル/円は、東京市場の午後の流れ(日経平均株価が一時マイナス圏に沈み、ドル/円も113円台前半に下落)を受け、欧州勢が利食い先行で取引を始めると、一時、112.57円まで下落しました。ユーロ/円は119.29円、英ポンド/円は139.94円、豪ドル/円は83.75円、NZドル/円は79.26円まで下落。

NY市場のドル/円は、下落していた米10年債利回りが2.39%近辺に上昇するタイミングで、一時113.29円まで上昇し、113円台前半で終了しました。クロス円も総じて堅調に推移しましたが、OPEC非公式会合に関する報道を受け、原油が大幅に下落(※)したことから、資源国通貨であるカナダ/円は下落。日通し安値の83.39円まで下落する場面がありました。

※サウジアラビアおよびロシアが、28日開催予定のOPEC非公式会合(30日開催予定のOPEC総会の事前会合)に欠席の意向との報道を受け、減産合意に不透明感が高まり原油が下落しました。


[本日の相場見通し]

先週末段階で、日経平均株価は7日連続で続伸中。外国為替市場で円安・ドル高が進行し、輸出関連株を中心に上昇したことが背景(円安・ドル高が進むと、輸出企業の輸出競争力が高まり、海外売上・利益は円ベースに換算したときに膨らみます)。本日の日経平均株価は、ドル/円がオセアニア時間に112円台後半で円高気味に推移していることに加え、手掛かり材料難の中、動きの鈍い展開を予想します。

ドル/円に関しては、日米金利差拡大の見方は継続しており、堅調に推移することが予想されます。ただし、先週来の調整売りが散見されることから、押し目買い(利益確定の売りに下落したタイミングで買い注文を出す手法)の意欲が強まりそう。クロス円に関しては、方向感に乏しく、ドル/円に連れて動くと予想。今週も、米長期金利に影響を与える米11月雇用統計など米経済重要指標に要注目です。 


(市場調査部)

------------------------------------


※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ