市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/25 09:00米長期金利への注目は継続中!!ドル・株価上昇の一方でEM(新興国)通貨に暗雲か!!

[欧米市場レビュー]
 
24日の欧州市場序盤のドル/円は、昨夜に続き海外勢(欧州勢)が大口のドル買い・円売りフローを持ち込んだことから、113.00円にあった売り注文をこなし、113円台前半にあったストップロス注文を次々と巻き込み、113.49円まで上昇しました。 
 
ドルが対円で急伸したことから、クロス円も連れて上昇。ユーロ/円は119.59円、英ポンド/円は140.98円、豪ドル/円は83.65円、NZドル/円は79.19円まで上昇しました。
 
その後のドル/円は、ストップロス注文の執行が終わると、参加者の薄い市場環境の中で調整売りが散見され、112.72円まで下落しました。クロス円にも調整売りが優勢になり、ユーロ/円は119.18円、英ポンド/円は140.38円、豪ドル/円は83.47円、NZドル/円は78.98円まで下落。 
 
また、欧州市場の序盤では、ドル高進行が新興国通貨を直撃しており、トルコリラは対ドルで最安値を記録しました。トルコ中銀は、トルコリラ安に歯止めをかけるため、東京時間20:00発表の金融政策決定会合で、政策金利を7.50%から8.00%へと予想外の引き上げに踏み切りました。
 
トルコリラ/円は、この発表を受け、一時33.44円まで上昇しましたが、堅調推移は続かず、NY時間には33.00円割れで軟調に推移しました。25日のオセアニア市場では、トルコリラ/円は更に下押しされ、昨日の日通し安値を下回る32.65円まで下落。新興国通貨(EM通貨)の動向を嫌気したリスク回避へのシフトは散見されていませんが、今後のEM通貨の動向には注意が必要です。

NY時間の主要通貨の為替取引は、NY株式市場が感謝祭で休場のため、動きの乏しい展開となりました。なお、本日のNY市場の株式および債券市場は、感謝祭翌日の短縮取引となります。


 [本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、欧米株式市場および夜間の日経平均先物が堅調に推移していること、また、ドル/円も113円台前半で堅調に推移していることから、堅調な展開を予想します。上値のめどは、1月4日に付けた終値ベースの年初来高値の18,450.98円か。

ドル/円とクロス円に関しては、先週来、小幅ながら調整売りをこなして上昇していることから、堅調に推移すると予想します。なお、本日は、5・10日(輸入企業が5、10、15、20、25、30日に輸入決済(仲値決済)をまとめて銀行に持ち込む傾向があり、円安傾向が強まることがあります。「ゴトー日」。)であり、ドル/円のサポート要因となりそうです。

本日のNY株式および債券市場が、短縮取引で市場参加者が少なくなることが予想されます。本日も大口のフローにより為替相場が大きく振れる可能性があるので注意が必要です。 
 
(市場調査部)

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