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2016/11/24 09:08米10年債利回りは上昇中!!日米金利差に注目した海外勢の大口為替フローに要注意!!

[欧米市場レビュー]

23日のアジア時間の外国為替市場は、新たな材料もなく、22日の欧米市場で散見された海外勢の円売りフロー(需給)等は全く見られず、閑散となりました。ドル/円は、110.87〜111.16円、ユーロ/円は、117.79〜118.13円と狭いレンジでの取引となりました。

 NY市場では、一転、米10月耐久財受注の結果(※)が市場予想を大きく上回り、米10年債利回りが急伸しました(一時2.4%台)。日米金利差に注目した海外勢が大口のドル買い・円売りフローを持ち込むと、ドルは対円で急騰しました。※米10月耐久財受注(前月比):+4.8%(市場予想は+1.7%)←前月の同経済指標の結果も-0.3%から+0.4%へと大きく上方修正。

市場参加者が少なくなる隙(23日の東京株式市場は勤労感謝の日で休場、本日はNY株式市場が感謝祭で休場)を突いた大口のポジション調整フローが、ドル/円相場を一方向に動かした形となり、ドルは対円で24:50過ぎに112.98円まで急騰。

ドルが対円で大きく上昇したことから、クロス円(米ドル以外の外国通貨と日本円と組み合わせた通貨ペア)も連れて大きく上昇。ユーロ/円は118.96円、英ポンド/円は140.32円、豪ドル/円は83.45円、NZドル/円は79.01円まで上昇しました。

注目のFOMC議事録では、「大方が利上げは比較的すぐに適切になるとした」と12月の利上げを示唆する内容が公表されました。しかし、112円台半ばで推移していたドル/円は、112.70円まで小幅な上昇にとどまりました。市場が12月の米利上げを織り込んでいることに加え、ドル/円のロングが短期的に増えたことから、(利益確定の売りが散見され)ドル/円の上値は限定的となりました。

NY時間引けにかけてのドル/円は、利食い売りに頭が抑えられ、112円台半ばを中心としたもみ合い相場(上にも下にも行けない状況の相場)となりました。オセアニア市場での福島沖で起きた地震もドル/円の利食い売りに拍車をかけました。


 [本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、NYダウが終値ベースで連日年初来高値を更新していることに加え、ドルが対円で大きく上昇したことから、堅調な展開を予想します。23日のシカゴ市場日経平均先物の円建て清算値が、22日の日経平均先物大阪(日中)終値比235円高と大幅に上昇したこと(終値:18,425円)から、日経平均株価は大きくギャップアップして寄り付きました。

ドル/円とクロス円に関しては急速に上昇しており、一部利食いの売り注文が散見されます(113.00円近辺)が、日米金利差拡大の思惑は継続中であり堅調に推移することが予想されます。先週から目立っていた海外勢の円売りフローは昨夜も散見されました。

本日も市場参加者が少なくなることで、大口のフローにより為替相場が大きく振れる可能性があるので注意が必要です。

 (市場調査部)

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