市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/21 09:07今週も日米金利差に注目の動きは継続か!!海外ファンドの動きに注意!!

[欧米市場レビュー]
 
18日オセアニアの市場では、米10年債利回りが2.3%をクリアに上抜けたタイミングに合わせ、ドル/円は110.00円を上抜け、ストップロス注文(損失の拡大を防ぐための決済注文)を巻き込み、110.31円まで上昇しました。

注目の安倍首相とトランプ氏の会談では、安倍首相は会談の内容は開示しないとしており、詳細は明らかになりませんでした。しかし、安倍首相が、信頼関係を築いていく過程において確信の持てる会談だったと記者団に語ったことから、ドルをサポートする要因となりました。

その後、米10年債利回りが更に上昇するに伴い、ドルは全般的に買われ、ドルは対円で110.74円まで上昇。ユーロは対ドルで1.0580ドル、豪ドルは対ドルで0.7376ドル、NZドルは対ドルで0.6998ドルまで下落しました。

序盤の欧州市場のドル/円は、東京市場の流れを受け、110.89円まで上昇しました。しかし、欧州市場中盤のドル/円は109.79円まで下落し、英ポンド/円は135.38円、ユーロ/円は116.76円まで下落。米国10年債利回りが低下したことに加え、英国のEU離脱に関する要人の発言(※)がリスク回避の円買いを誘発したことが背景。

※米国のガードナーEU代表部大使:「英国は、強硬で無秩序なEU離脱に向かっている」

NY市場では、東京時間25時のロンドンフィキシング(※)に向け、ドル買いが強まり、米国10年債利回りが上昇したことを受け、ドル/円は再び110円台後半に切り返しました。(※フィキシングとは「値決め」をするという意味。ロンドン冬時間16時に世界の投資家や機関投資家などが保有資産を評価する時に使う基準値で、同フィキシングの前後に大きな為替需給が発生することがあります)

NY市場の引けにかけては、米10年債利回りが更に上昇し、ドルが堅調に推移し、ドル/円は日通し高値の110.89円まで上昇しました。日米金利差に注目する市場参加者の動きは継続中です。


 [本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、堅調に推移し、再び18000円台を試す展開を予想します。

オセアニア市場のドル/円は、金曜日の高値を上抜け、一時111円台を上回っており、金曜日夜間の日経平均株価が小幅ながらも上昇したことが背景。

オセアニア市場では、海外市場の流れを受け、ドルは対円で上昇して始まっており、東京市場7:30過ぎに111.09円まで上昇しました。ドルは対オセアニア通貨でも上昇し、豪ドルは対米ドルで0.7321ドルまで下落、NZドルは対ドルで、7月26日以来の0.7000ドル割れで推移しています。

本日のドル/円に関しては、日米金利差拡大の思惑は継続中でもあり堅調に推移、またクロス円もドル/円に連れ、堅調に推移すると予想します。先週活発であった海外勢の動きには注目する必要があると考えます。

[本日の注目材料]

フィッシャー米FRB副議長の講演:東京時間11月21日22:00〜
イエレン米FRB議長は議会証言で、先週、「利上げは比較的早期となることが適切」と発言し、市場は12月の利上げを示唆する内容と受け止め、米長期金利が上昇し、ドルが買われる局面がありました。FRB副議長も同様、タカ派的な発言をするか否かに注目です。
                                
 (市場調査部) 

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