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2016/11/18 08:59安倍首相/トランプ氏の会談に注目!首脳同士の個人的な信頼関係を築けるか?

[欧米市場レビュー]
 
17日午前のオセアニア及び東京市場のドル/円は、調整売り需給が散見され、一時、108.54円まで下落しました。しかし、日銀が日本時間10:10に初の『指値オペ』(※)を実施すると発表すると、日経平均株価がプラス圏に浮上し、ドルも対円で109.21円まで上昇しました。長期国債を含めた各期間の金利水準は低下しました。
 
※日銀が指定する(指値)利回りで国債を買い入れる手法(オペレーション)。今回のオペの対象期間は、「1年超3年以下」と「3年超5年以下」でした。日銀金融市場局は、「短中期の金利の急速な上昇を踏まえたもの」で「整合的なイールドカーブ(利回り曲線)の形成を促すため」と発表しています。短中期金利と長期金利の差が広がる(長期金利>短中期金利)と将来的な景気上昇を示すとされています。 
 
欧州市場序盤の円は、東京時間に発表された日銀の初の『指値オペ』が再材料視され、今後の日米金利差が拡大するとの思惑が強まり、弱含みで推移しました。ドル/円は109.41円まで上昇しました。しかしその後、米10年国債利回りが下落するに伴い、ドルは全般的に売られ、ドルは対円で108.81まで下落しました。クロス円はドル/円の動きにつられ軟調に推移。
 
また、イエレン米FRB議長の上下両院合同経済委員会での証言は、東京時間24:00からの予定でしたが、事前テキストが22:00頃に公表されました。テキスト内容は、「利上げは比較的早期となることが適切」としており、12月の利上げを示唆する内容となっていました。この公表を受け、米長期金利は上昇し、ドルは対円で109.61円まで上昇しました。

NY市場のクローズに向けては、日銀の『指値オペ』の実施とイエレン米FRB議長の12月利上げ示唆発言を受け、日米金利差は更に広がる(日本の金利が低下・米の金利が上昇)との思惑が強まり、ドルは対円で節目の110.00円手前まで上昇しました。

オセアニア市場では、米10年国債利回りがダブルトップ(2.3%)を抜けてきたタイミングに合わせ、ドルは対円で110円を越え、一時110.31円まで上昇しました。


[本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、堅調に推移し、節目の18000円を上抜けると予想します。NYダウが小幅ながら上昇し、夜間の日経平均株価が大幅高となり、ドルが対円で節目の110円を越えてきたことが背景です。ただ、本日は現在(日本時間8:30)行われている安倍首相と次期米大統領のトランプ氏との会談の結果によっては、株式相場が大きく動く可能性があるので注意が必要です。

本日のドル/円に関しては、海外の流れ(日米金利の拡大の思惑)が引き継がれ、堅調に推移すると予想されます。ただし、日経平均株価同様、安倍首相とトランプ氏との会談の結果によっては、為替相場も大きく動く可能性があるので注意が必要です。
昨夜も日米の金利差を背景にした、大口の海外勢のドル買い・円売りの需給が目立っていたので、日米の金利動向には要注目です。

(市場調査部)

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