市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/17 09:09イエレン米FRB議長議会証言&安倍首相/トランプ氏の会談に注目!

[欧米市場レビュー]
 
16日午前の東京市場のドル/円は、前日の海外市場で急伸したことから、調整売り需給が散見され、108.79円まで下落しました。その後の東京市場のドル/円は、押し目買い注文(利益確定の売りに下落したタイミングで買い注文を出す手法)が下値を支え、109円台前半に戻して堅調に推移しました。 
 
欧州市場において、米10年債利回りが上昇するに伴い(一時、2.29%台)、ドルは堅調に推移しました。ドル/円は6月1日以来の高値109.74円まで上昇し、ユーロ/ドルは1.0687ドル、豪ドル/米ドルは0.7460ドル、NZドル/米ドルは0.7036ドルまで下落しました。(米ドルは対ユーロ、対豪ドル、対NZドルで上昇しました)
 
NY市場では、注目の米経済指標の結果(※)が予想を下回ると、一転、米10年債利回りも下落に転じ、ドルは全般的に売られ、対円では109.05円まで下落しました。為替相場は、引き続き米国金利の動向に敏感に反応しています。
 
※ 22:30発表の米10月生産者物価指数(前月比):0.0% (市場予想は0.3%)
  22:30発表の米10月生産者物価指数(前年比):0.8%(市場予想は1.2%)
  23:15発表の米10月鉱工業生産 (前月比):0.0%(市場予想は0.2%)

NY市場引けにかけてのドル/円は、109円台前半でのもみ合いとなる一方で、ユーロは対ドルで大きく値を崩し、ユーロ/ドルは年初来安値の1.0666ドルまで下落しました。


[本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、調整色が強く、頭の重い展開を予想します。8日ぶりにNYダウが下落し、ドル/円がオセアニア市場で109.00円を割り込み軟調に推移していることが背景です。本日のビッグイベント(イエレン米FRB議長の議会証言と安倍首相とトランプ氏の初会談)を前にした段階での大きな動きは期待薄か。

ドル/円とクロス円に関しても、調整色が強く、頭の重い展開を予想します。ただ、日経平均株価同様、本日のビッグイベントを前に大きな動きは期待薄。今週に入り、海外ファンドのドル買い・円売りの需給が目立っており、海外勢の動きには要注意です。

 [本日の注目材料]
(1)東京時間24時〜:イエレンFRB議長の上下両院合同経済委員会での証言
経済見通しに関して語ることが予定されており、為替相場に強い影響を与えている米長期金利や利上げ時期に関する発言に要注目です。
 
(2)米国の経済指標
米長期金利が注目される中、米国の経済指標に注目が集まります。
 1) 22:30発表予定の米10月消費者物価コア指数(前年比):市場予想は2.2%
 2) 22:30発表予定の米11月フィラデルフィア連銀景気指数:市場予想は7.6
  
(3)トランプ次期米大統領と安倍晋三首相の面談(17日ニューヨーク)
 トランプ氏は、選挙期間を通じ、日本や韓国に対し安全保障等に関して批判を繰り返し、 同盟国間での不安が高まりました。日本側は、細かな議論は抜きにして、首脳同士の個人的な信頼関係を築くことに注力するとの考えです。面談の結果によっては、為替相場が大きく動く可能性があるので要注目です。
 
(市場調査部)

------------------------------------

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ