市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/16 09:17本日も米長期金利の動向に注目!!本日もリスク選好の動きは継続か!!

[欧米市場レビュー]
 
15日午前の東京市場のドル/円は、米長期金利が低下したことから、調整売り需給が散見され、107.79円まで下落しました。その後の東京市場のドル/円は、107円台後半のドル買い・円売り注文に支えられ、108円台前半に戻してもみ合いました。

欧州市場の序盤のドル/円は、午前の東京市場同様、調整売り需給が散見され、107.78円まで下落した場面が見られました。しかし、同市場でも107円台後半のドル買い・円売り注文により下値は限定され、108円台前半に戻して堅調に推移しました。

NY市場では、注目の米経済指標(※)が市場予想を上回り、米国早期利上げ観測が高まったことから、米ドルは全般的に上昇しました。米ドルは対円で109.02円まで上昇し、ユーロは対米ドルで1.0717米ドル、豪ドルは対米ドルで0.7512米ドル、NZドルは対米ドルで0.7069米ドルまで下落しました。 

 ※米10月小売売上高(前月比):0.8%(市場予想は0.6%)
    米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数:1.5(市場予想は−2.5)

クロス円(米ドル以外の外国通貨と円との通貨ペア)に関しては、ドルが対円で上昇したことに連れ、堅調に推移しました。特に、原油相場が大幅に反発したことから、資源国(石油、パルプ、天然ガスなど)であるカナダの通貨、カナダドルが対円で急騰しました。カナダドル/円は、一時、7月25日以来の80.92円まで上昇しました。 

原油相場が大幅に反発したのは、OPEC加盟国のサウジアラビアと非加盟国のロシアが今週にも、減産についてカタールで協議する可能性が高いとの一部報道が背景です。

NY市場の引けにかけては、原油高が好感されダウ平均株価が上昇に転じたことから、リスク選好の動きに拍車がかかり、円が更に売られる展開となりました。ドルは対円で109.29円まで、ユーロは対円で117.19円まで、英ポンドは対円で136.53円まで、豪ドルは対円で82.55円、カナダドルは対円で81.22円まで上昇しました。

[本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、米株価・日経平均先物・原油相場が堅調に上昇したことに加え、ドル/円が109円台に急伸していることから、リスク選好の動きは継続し、輸出株を中心に堅調に推移すると予想します。上値の目途は、2月戻り高値の17905.37円か。

昨日のドル/円は、調整売りをこなしながらも、結局、急伸しました。本日も海外の流れを引き継ぎ、米長期金利の動向に注目しつつ、堅調に推移すると予想します。ただ、本日も調整売りの可能性があり、押し目買い注文(利益確定の売りに下落したタイミングで買い注文を出す手法)が下値では散見されます。

 [本日の注目材料]
(1)黒田日銀総裁は、東京時間10:05から10:40まで衆院財務金融委員会に出席し、重徳和彦議員(民進党所属の衆議院議員)の質問に答える予定です。相場の乱高下が激しい中での同総裁の発言には、要注目です。

(2)米長期金利が注目される中、米国の経済指標に注目が集まります。
  1) 22:30発表予定の米10月生産者物価指数(前月比):市場予想は0.3%
  2) 22:30発表予定の米10月生産者物価指数(前年比):市場予想は1.2%
  3) 23:15発表予定の米10月鉱工業生産 (前月比):市場予想は0.2%

(市場調査部)

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