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2016/11/15 09:16米長期金利の上昇は継続!!トランプ次期政権の人事と米重要経済指標に注目!!

[欧米市場レビュー]
 
14日の東京市場のドル/円は、大口の売り注文をこなし、107.10円近辺に散見されたストップロス注文(損失を確定させる買戻し決済注文:逆指値注文)を巻き込み、一時、107.61円まで上昇しました。トランプ氏が現地時間13日、マーケットフレンドリー(※)と言われている、共和党全国委員長のラインス・プリーバス氏が指名したことが背景。

※マーケットフレンドリ―:市場が要請する方向に政策を立案するスタンス(市場に対して友好的)

トランプ次期大統領の人事の注目は、米財務長官に移っています。一部報道では、米ゴールドマン・サックス・グループの元パートナー、スティーブン・ムニューチン氏がトランプ次期米大統領の政権移行チームから財務長官に推薦されたとのこと。同氏は、ヘッジファンドのデューン・キャピタル・マネジメントの共同創業者。

欧州時間のドルは堅調に推移しました。ドル/円は、東京時間の地合いを引き継ぎ、108.11円まで上昇しました。NY市場のドル/円は、米長期金利が上昇したことを受け、108.51円まで上昇しました。ドル/円が上昇したことを受け、クロス円(米ドル以外の外国通貨と円との通貨ペア)も上昇しました。 

その後、米長期金利の伸び悩むとドルは全般的に売られ、ドルは対円で107.91円まで下落、ユーロは対ドルで1.0756ドルまで上昇しました。NY市場の後半の市場では、カプランダラス連銀総裁がタカ派的な発言(※)をすると、米国利上げの観測が再び強まり、ドルは再び上昇しました。

ドル/円は、108.51円まで上昇。ドル/円の上昇に連れ、クロス円も上昇しました。ユーロ/円は116.48円、英ポンド/円は135.59円、豪ドル/円は81.91円、NZドル/円は77.15円まで上昇しました。ドル/円に関しては、海外系ファンドの買い需給が複数回散見されました。
 
※ダラス連銀総裁の講演での発言:「われわれは近い将来、緩和策の一部を解除するだろう」と発言し、米連邦準備理事会は近く利上げを実施するとの認識を示しました。


[本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、米株式相場や夜間の日経株価先物が堅調に推移し、ドル/円が108円台に上昇していることから、リスク選好の動きは継続し、堅調に推移すると予想します。 上値の目途は、2月戻り高値の17905.37円か。

本日のドル/円は、米長期金利の上昇が継続中で、底堅く推移すると予想します。昨日のドル/円は、大口の売り注文を次々とこなして上昇しましたが、急伸したことで調整売りの可能性もあり要注意です。押し目買い注文(利益確定の売りに下落したタイミングで買い注文を出す手法)が107円台後半から散見されます。

 [本日の注目材料]
 
米長期金利の上昇が継続する中、米国の重要経済指標には注目が集まります。
1) 22:30発表予定の米10月小売売上高(前月比):市場予想は0.6%
2) 22:30発表予定の米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数:市場予想は−2.5

(市場調査部)

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