市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/11/07 09:27FBIコミー長官「クリントン氏の訴追求めず」の報道を受け、ドル/円が上昇!

[欧米市場レビュー]
 
欧州市場序盤のドル/円は、103.35円まで上伸した場面がありましたが、NY原油先物が反落し、欧州株が全面安となったことから、102円台後半まで下落しました。その後は、10月米雇用統計の発表を控え、103円を挟んでの動意に欠ける動きとなりました。

注目の10月米雇用統計では、非農業部門雇用者数変化が16.1万人と市場予想の17.3万人を下回ったことから、ドル/円は頭が抑えられる場面がありました。しかし、9月分の同雇用者数変化が15.6万人から19.1万人に大幅上方修正、平均時給(前月比)が+0.4%と市場予想の+0.3%を上回ったことが材料視され、ドル/円は103.26円まで上伸しました。

その後、NY市場では、3日のロンドン高等法院が英国の離脱には議会承認が必要と判断したとの報道が引き続き材料視され、英国のハードブレグジット(英国が欧州の単一市場へのアクセスを失うこと)懸念が後退し、英ポンドが上伸する場面が見られました。
英ポンド/円は、10月7日ぶりの129.42円まで上伸しました。英ポンド/円が上伸したことに連れ、他のクロス円も総じて堅調に推移しました。

先週末は、今週8日の米大統領選を前に安全資産である米国債に資金が流れ込んでいます(米債利回りは低下)が、国際テロ組織のアルカイダが米大統領選に合わせ、米国でテロを計画しているとの一部報道があり、リスク回避の動きに拍車がかかりました。

ポンドが対ドルで堅調に推移したことや米債利回りのさえない動きを受け、先週末引け際のユーロは対ドルで堅調に推移し、10月11日ぶりの1.1138ドルまで急伸しました。

 [本日の相場見通し]

FBIのコミー長官は、クリントン前国務長官の使用メール問題について、追訴をしないと、当初の判断を維持すると議会に伝えました。7日の東京市場はこの報道を受け、リスク回避の動きが緩和。ドル/円は104円台まで上伸しています。

先週末までは、FBIによるクリントン氏へのメール問題の再捜査開始の報道以来、リスク回避の動きが顕著になり、株価が軟調に推移し、ドルが売られ円に資金がシフトされていました。 

本日の日経平均株価は、シカゴの日経平均先物(円建て)が急伸していること(東京時間8時20分過ぎの同指数推移:17180円レベル)を受け、上伸することが予想されます。ただし、8日の大統領選まではこうした政治相場が主体となるだけに、新たな米大統領選挙関連の報道に注意が必要です。

ドル/円とクロス円に関しては、上記報道を受け、シカゴの日経平均先物が急伸していることから、堅調に推移することが予想されます。ただし、外国為替市場に関しても、新たな米大統領選挙関連の情報により、乱高下する可能性があるので要注意です。

(市場調査部)

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