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2016/11/04 08:57トランプ・リスク再燃も?米大統領選挙報道と米10月雇用統計に注目!

 [欧米市場レビュー]
 
3日のアジア市場では、クリントン財団(クリントン一家が主宰している慈善団体)が調査対象になっているとの報道を受け、ドルは全面安の展開となりました。

ドル/円は103円を割り込み、102.55円へと下落。ユーロ/ドルは1.1124ドル、豪ドル/米ドルは0.7679ドル、NZドル/米ドルは0.7328ドルへと上伸しました。

欧州時間の英ポンドは、ロンドン高等法院がリスボン条約50条(※)の発動には議会の承認が必要との見解を示したとの報道を受け、上伸しました。

※既存の欧州連合の基本条約を修正する条約で、欧州連合加盟国の脱退について定めています。同条約の発動が、英国の欧州連合離脱の正式な手続き開始となります。

この報道を受け、英ポンド/円は127.06円から128.08円まで急伸したことで、ドル/円も連れ高となり、103.09円まで上伸しました。その後、英国の四半期に一度のインフレ報告で、2017年と2018年のインフレ見通しが引き上げられ、2017年の成長見通しも上方修正されたこと(※)を受け、利下げ観測が後退し、英ポンド/円は更に上伸しました。128.88円の日通し高値を示現。

※2017年インフレ見通し:2.7%(従来2.0%)
 2018年インフレ見通し:2.7%(従来2.4%)
 2017年成長見通し:1.4%(従来0.8%)

NY市場では、最新の米大統領選挙の世論調査2件で、クリントン氏が支持を集め、トランプ氏をリードとの結果(※)が市場に広まると、リスク回避の動きが緩和され、ドル/円は103.29円まで上伸しました。

※ニューヨーク・タイムズ/CBSが、10月28日-11月1日に1333人を対象に実施した世論調査で、クリントン氏の支持率はトランプ氏を3%ポイント上回りました。
ワシントン・ポスト/ABCが、10月29日-11月1日に1767人を対象に実施した世論調査で、クリントン氏の支持率はトランプ氏を2%ポイント上回りました。


 [本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、ドル/円が大きく下落していること、また米国株が頭の重い状況が続いていることから、軟調な推移を予想します。市場の関心は、来週火曜日の米大統領選挙に向いており、米大統領選挙関連の報道に引き続き注意が必要です。

外国為替相場に関しては、米大統領選をめぐる不透明感からドルが売られやすくなっています。ドル/円は、日本の祝日中(昨日)に1カ月ぶりの安値圏へ下落しました。 東京市場では、この動きが先行し、ドル/円とクロス円は頭の重い展開が予想されます。 海外市場では、10月の米雇用統計に要注目です。
 

 [本日の注目材料]
 
1)年内の米利上げ観測が高まる中での米重要指標に要注目です。

 東京時間21:30発表予定:10月米雇用統計(非農業部門雇用者数変化の市場予想:17.5万人増・失業率の市場予想:4.9%)
 
2)米大統領選挙を来週に控え、米大統領選に関する報道に要注意です。

(市場調査部)

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