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2016/10/11 09:34原油相場が大幅反発!資源国通貨にとって追い風に!

[欧米市場レビュー]

10日、WTI原油先物相場が今年6月以来となる1バレル=50ドルを突破し、一時51.52ドルを付ける大幅反発となりました。

これは、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が、トルコで行われた世界エネルギー会議で、原油減産をロシアなどのOPEC非加盟国にも呼びかけ、11月のOPEC総会で世界的な減産合意が得られる可能性を示したことが背景。

ロシアのプーチン大統領もそれに応える形で「(原油の)増産凍結、もしくは減産が唯一の正しい決定となる公算が大きい」と述べ、OPECの減産合意にロシアも参加する用意があることを明らかにしました。

原油高を背景に、S&Pエネルギー指数は1.5%上昇し、エクソンモービルやシェブロンといった石油関連銘柄を中心に値を伸ばしました。

外国為替市場では、資源国通貨であるカナダ/円や南アランド/円が堅調に推移し、それぞれ78.95円、7.54円まで上昇しました。

ドル/円も比較的堅調な動きを見せ、103.76円まで上昇。ユーロ/ドルは1.1130ドルまで、NZドル/米ドルは0.7120ドルまで下落しました。豪ドル/米ドルは比較的小じっかりとなり、一時0.7626ドルまで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、海外市場の堅調な推移や原油高の影響もあり、概ねしっかりした推移となりそうです。

現地9日(日本時間10日)に行われた第2回大統領候補TV討論会後にCNNテレビが行った世論調査では、クリントン氏勝利:57%、トランプ氏勝利:34%となったものの、『見るに堪えない討論会』『焦土作戦のような批判』(CNN)との評価を受ける結果に。

第1回目の討論会後の動きと同様、メキシコペソが対ドルで上昇(前週末比約2%高)していることから、マーケットは「トランプ氏劣勢」と評価していると言えますが、大統領選における「オクトーバーサプライズ」の可能性も考慮する必要があるため、11月8日の本選挙まではまだ分からないとの姿勢で臨むことが何よりも重要。

本日、日本時間12時から「NZの低インフレに対する理解」と題するマクダーモットRBNZ総裁補佐の講演が予定されており、その中のコメントで利下げのタイミングや今後の金融政策に関するヒントがあれば、NZドルの動意となりそうです。

その他注目は、ドル/円の日足・一目均衡表。

本日の終値レベルで、遅行スパンの上放れが確認できた場合は、【三役好転】サインとなり、短期上昇トレンドが加速する可能性も。

一つのベンチマークとしては、米9月雇用統計発表前である10/6の高値(104.12円)を超えるかどうかがポイントとなりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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