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2016/10/05 09:19ECBの観測報道でユーロ急伸!ドル/円もFRB関係者のタカ派的発言受け上抜け!

[欧米市場レビュー]

欧米の金融引き締め警戒でNY株が下落

英FTSE100は前日比+1.30%、DAXは+1.03%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比−0.47%、−0.50%、−0.21%で取引を終えました。
 
4日東京市場のドル/円は、本邦長期資金と実需の買い需給が散見され、102.37円の高値まで上伸しました。その後、豪準備銀行(RBA)理事会の声明にハト派的なコメント(※)が盛り込められたことから、豪ドル/円は78円台半ばから78.16円まで下落。ドル/円は、豪ドル/円の下落につれ、102.05円まで下落しました。
※「豪ドルの上昇は経済の調整を複雑にする」「インフレ率は当面低水準で推移へ」

欧州市場序盤のドル/円には、アジアで散見された本邦長期資金の買い需給が再度散見され、102円台半ば近辺まで上伸。

NY市場序盤のドル/円は、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁のタカ派的な発言(※)が報じられると、102円台後半に上伸しました。※「先見性のある利上げにより、後手に回った急激な利上げを回避することができる」「現在の政策金利は極めて低水準」

午後のNY市場では、ECBの量的緩和に関する観測報道(※1)が伝わると、ユーロが一気に買われ、ユーロ/ドルは1.1235ドルまで上伸。ユーロ/円も日通し高値の115.40円まで上伸したことにつれ、円は全般的に下落。その後、ドイツ銀行と米司法省との和解金に関する報道(※2)が伝わると、ドル/円は本邦長期資金の需給に強く支えられたこともあり、102.96円の日通し高値まで上伸しました。

※1「ECBの量的緩和プログラムにおいて、段階的に各月の資産購入規模を減らしていくテーパリングの必要性でのコンセンサスの形成が近い」
※2「ドイツ銀行は、米司法省とのモーゲージ担保証券の不正販売問題をめぐる和解金について、10月末までに40億─50億ドルで合意することを目指している」
 


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、円安の進行を受け、輸出関連株を中心に堅調な展開を予想します。

ただ、日経平均株価は、日足チャートの200日線(昨日時点で16,745円)が頭を抑える格好となっています。昨日の同株価指数の終値は、16,735.65円でしたが、本日は上抜けて終了できるかに注目です。

昨日の海外市場のドル/円は、アジア・欧米市場を通し堅調に推移しました。本邦長期資金によるドル/円買い需給と、連日のFRB関係者のタカ派的発言を受け、押し上げられる形となりました。本日のドル/円は、このような市場の流れを引き継ぎ、堅調に推移すると予想します。海外市場では、米国金融政策に影響を与える可能性が高い重要経済指標の発表があるので注目です。

(本日の注目材料)
9月ADP雇用統計の発表(東京時間21:15発表予定):市場予想は16万5000人
9月ISM非製造業景況指数(東京時間23:00発表予定):市場予想は53.0
その他では、昨夜も報道されたドイツ銀行の米司法省との和解金に関する報道に要注意。
 
 (市場調査部)

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