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2016/10/04 09:07米経済指標やFRB関係者の発言を受けドルは堅調推移も、上値は限定的か?

[欧米市場レビュー]

欧米市場の株価はまちまち。

英FTSE100は前日比+1.22%、DAXは休場、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比−0.30%、−0.33%、−0.21%で取引を終えました。

序盤の欧州市場では、ポンドが一段安となりました。131円台前半で推移していたポンド/円は、欧州勢の参加とともに売りが再燃し、130.10円の安値まで下落しました。英国のメイ首相が2日、来年3月末までにEU(欧州連合)離脱を通告すると表明したことが背景。
 
注目の9月米ISM製造業景況指数(東京時間23:00発表)は、51.5と市場予想の50.3を上回る結果となりました。この結果を受け、米長期金利が堅調に推移する中で、ドル/円は21日線(101.65円)手前の101.61円まで上伸しました。ドル/円の堅調推移に連れ、ユーロ/円は113.99円、ポンド/円は130.48円、豪ドル/円は77.88円、NZドル/円は73.79円まで上伸。ユーロ/ドルは、1.1205ドルまで下落。
 
NY市場の午後は、オセアニア通貨やカナダドルが堅調推移しました。先週発表されたOPEC減産合意が引き続き原油相場を下支えし、資源国通貨がサポートされたことが背景。豪ドル/円は77.97円、NZドル/円は73.89円、カナダ/円は77.56円まで上伸しました。
 
NY市場の引けにかけては、米クリーブランド地区連銀のメスター総裁が11月利上げの可能性に関する発言(※)をし、ドルは底堅く推移しました。

※メスター・米クリーブランド地区連銀総裁発言:『期待通りの指標であれば、11月利上げのシナリオの可能性も』←FOMC会合の政策決定に影響を与える今週金曜日の米雇用統計に注目が集まります。

 

[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、ドル/円が底堅く推移している一方で、ダウ平均はマイナス圏でクローズしたことを受け、本日も揉み合い相場となることが予想されます。 

ドル/円とクロス円に関しては、本日も底堅い動きとなると予想します。ただ、ドル/円に関しては、101円台後半から102円台前半にかけて実需(輸出業者)の売り注文が散見され、上値は限定的となると思われます。


(本日の注目材料)

黒田日銀総裁が、東京時間9:30から衆議院予算委員会に出席の予定です。金融政策に関する質疑応答が予想され、同総裁の発言には注意が必要です。

豪準備銀行(RBA)理事会が東京時間12:30に政策金利と声明を発表します。政策金利は1.50%で据え置かれる見通し。豪ドル/円が堅調推移している中で、ロウ新総裁が初めて仕切る理事会に注目が集まります。

先週、ドイツ銀行と米司法省は、制裁金について54億ドルの和解金で合意に近づいているとの報道があり、リスク選好の動きに拍車が掛かる場面がありました。しかし、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、ドイツ銀行と米司法省交渉は、承認に向けた最終案の提示には至っていないと伝えました。本日も同行の信用不安に関する報道には注意が必要です。
 
 (市場調査部)

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