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2016/10/03 09:14ドイツ銀行の信用不安が一服! リスク選好の動きに転換!

[欧米市場レビュー]

ドイツ銀行に関する報道が好感され米独株は上伸

英FTSE100は前日比-0.29%、DAXは+1.01%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.91%、+0.80%、+0.81%で取引を終えました。

30日の東京市場午前のドル/円は、半期末要因の実需(輸入業者)や機関投資家の買い需給が散見され、101.71円の高値まで上伸しました。ドル/円の上昇に連れ、ユーロ/円は114.09円、ポンド/円は131.89円、豪ドル/円は77.49円、NZドル/円は73.79円まで上伸。30日の午後の東京市場に入ると、一転、半期末要因の実需(輸出企業者)の円買い需給が散見され、ドル/円は日通し安値の100.75円まで約1円下落しました。

欧米市場のドル/円は、セミオフィシャル系の買い注文が観測られていたことに加え、ドイツ銀行がモーゲージ担保の不正販売で、米司法省と54億ドルでの和解金で合意に近づいていると報じられたこと(※)が材料視され、101円台半ばまで上昇しました。

※先週、ドイツ銀行は、モーゲージ担保証券の不正販売で米当局から140億ドルの制裁金を要求さているとの報道がありました。

ドル/円の上昇に連れ、クロス円も軒並み上伸。ユーロ/ドルは、ドイツ銀行の報道を受け、ドイツ銀行の株価の反発をにらみながら1.1248ドルまで戻る展開となり、高値圏での越週となりました。

 [本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、米株や夜間の日経平均株価先物が堅調に推移したこと、ドイツ銀行の制裁金の報道を受け、上伸して寄りつきました。8:50に注目の日銀短観(7月-9月分)の発表があり、市場予想よりも悪化した結果を受け、追加緩和の思惑が強まり、ドル/円が101円台半ばアッパーに上昇したことも日経平均株価への支援材料となっています。

ドル/円とクロス円に関しても、底堅い動きとなると予想されます。先週は手掛かり材料難の中、ドイツ銀行の信用不安再燃、OPECの減産合意、米大統領TV討論会など、海外発のニュースに左右されました。特に、先週の欧米市場では、ドイツ銀行の信用不安に関する報道で、為替は大きく乱高下しました。今週も同行の信用不安は焦点になりそうです。また、海外市場では、注目の米ISM製造業景況指数(9月)の発表を控え、大きく動く可能性があり注目です。 

8:50発表予定の日銀短観(7月-9月)
日銀短観 大企業製造業業況判断 第3四半期:6(市場予想は7)
日銀短観 大企業製造業見通し 第3四半期:6(市場予想は8)   
日銀短観 大企業非製造業業況判断 第3四半期[前回値:18(市場予想は18)
23:00発表予定の米ISM製造業景況指数(9月)
米ISM製造業景況指数:市場予想は50.2

(市場調査部)

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