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2016/09/30 09:10欧米銀行に関する報道が嫌気されリスク回避の動きが加速!上値は限定的か?

[欧米市場レビュー]
 
欧米銀行に関する報道が嫌気され米株は下落。
 
英FTSE100は前日比+1.02%、独DAXは-0.31%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-1.07%、-0.93%、-0.93%で取引を終えました。
 
欧州市場序盤のドル円は、アジア時間の流れを引き継ぎ堅調に推移し、101.71円まで上伸しました。その後、原油先物が小反落すると、ドル/円にも欧州勢の売り需給が散見され、一時101.32円まで下落しました。  

NY市場では、21:30発表の米経済指標(※)が市場予想を上回る好結果となったことから、米長期金利が小幅上昇し、全般的にドルも上伸しました。ドル/円は、日通し高値の101.80円まで上伸し、ユーロ/ドルは、日通し安値の1.1195まで下落しました。 

※米GDP 前期比年率 第2四半期 確定値:プラス1.4%(市場予想は1.3%)
米新規失業保険申請件数(9月24日の週):25万4000件(市場予想は26万件)

NY市場の午後には、ドイツ銀行の信用不安の兆候を伝える報道(※)が流れ、米長期金利が下落。ダウ平均・夜間の日経株価先物も下落し、市場は一気にリスク回避の動きへと転換しました。
※一部の大手ファンド10社が、ドイツ銀行に預託している資金を引き揚げていると報じられました(米メディア)
    
この報道を受け、ドル/円は100.82円、ユーロ/円は113.00円、ポンド/円は130.65円、豪ドル/円は76.85円、NZドル/円は73.03円まで下落しました。ユーロ/ドルに関しては、ドイツ銀行の信用不安が再燃したことから、1.1202ドルまで下落。

更に、米司法省が米大手銀行のウェルズ・ファーゴの自動車ローンに関し、不正差し押さえがあったとして、米司法省は同行に制裁を課すとの報道もあり、金融株を中心に米株は下落してクローズしました。
 
 [本日の相場見通し]
 
本日の日経平均株価は、ドイツ銀行の信用不安の兆候を伝える報道を受け、米株が大幅反落したことから、ギャップダウンして寄り付きました。ドル/円の上値が重たいことから、日中の上値も抑えられると思われます。ただ、午後の日銀による動き(ETFの購入の可能性)には注目。切り返す場面も考えられるので、注意が必要です。

ドル/円とクロス円に関しては、海外市場のリスク回避の動きを受け、頭の重い動きを予想します。ただ、今週に入り、100円近辺にセミオフィシャル系の買い注文が散見されるとの観測があり、下値も限定的と予想されます。

(市場調査部)

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