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2016/09/29 09:10OPEC非公式会合で原油減産に合意!リスク選好の動きに拍車も上値は限定的か?

[欧米市場レビュー]

OPECの原油減産報道を受け、欧米株が上伸

英FTSE100は前日比+0.61%、独DAXは+0.74%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.61%、+0.53%、+0.24%で取引を終えました。

欧州市場序盤では、ユーロは対ドル、対円で売り先行の動きとなりました。ここ数日以来のドイツ銀行の経営不安に関する報道が背景。ユーロ/ドルは、1.1180ドルの安値まで下落、ユーロ/円は、112.50円まで下落しました。
 
しかし、その後、独地元紙においてドイツ政府がドイツ銀行に関して救済策を準備しているとの報道を受け、ドイツ銀行株が3営業ぶりに反発し、ユーロは対主要通貨で上伸しました。ユーロ/ドルは1.1235ドル、ユーロ/円は113.08円の日通し高値まで上伸。
 
NY市場では、イエレン米FRB議長は議会証言(※東京時間23:30〜)で、緩和を徐々に解除していくとの姿勢を示し、ドルに買い戻しが入りました。ドル/円は、100.71円まで上伸、ユーロ/ドルは1.1185ドルまで下落しました。
※イエレン米FRB議長の議会証言での発言
「FOMCメンバーの過半数が年内利上げ必要になりそうと判断」「金融政策は緩和的」
「緩和を徐々に解除していく」

NY時間午後には、注目のOPEC非公式会合で、大方の市場の予想に反し、原油減産で合意したことの報道(※)が伝わりました。この報道を受け、リスク選好の円売りが優勢となり、欧米株も上伸。
※現行の日量3324万バレルから3250万バレルへの削減で合意←東京時間6:30過ぎに一部メディアが同合意をイラクが否定と報道しましたが、市場の反応は限定的でした。

 [本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、OPECが原油減産に合意し、欧米株価が堅調に推移したことから、上伸して寄りつきました。ただ、日経平均株価の価格帯別累積出来高では、16600円前後が最も多くなっており、上抜けるためには更なる材料が必要と考えます。

アジア時間早朝の円は、イエレン米FRB議長のややタカ派的な発言とOPECの減産合意の報道を受け、全面安の動きとなっております。ドル/円に関しては、底堅く推移するも、海外勢による売り注文が散見しており、上値は限定的となると予想されます。

(市場調査部)

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