市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/09/23 09:32日米金融政策の結果を消化しきれず、レンジ相場が継続か!

[欧米市場レビュー]

FOMCの結果を受け、欧米株価上伸

英FTSE100は前日比+1.12%、独DAXは+2.28%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.54%、+0.65%、+0.84%で取引を終えました。

22日アジアの早朝のドル/円は、FOMCメンバーの利上げ見通しの下方修正を受けたドル売り相場が継続し、一時、100.12円の安値まで下落しました。 一方で、ユーロ/ドルは、FOMCの金融政策発表後に上抜けに失敗した1.1200ドルがレジスタンス(上値抵抗線)と意識され、1.1199ドルまでの上昇にとどまりました。

その後、日銀・財務省・金融庁による金融市場についての情報交換(緊急会合)や、浅川財務官の為替の動きに関する報道(※)が伝わりましたが、アジア時間でのドル/円の反応は限定的で、100円台前半での推移となりました。

※浅川財務官の発言報道:『過度の変動、投機的な動き望ましくない』『投機的な動き続くなら、必要な手段取らざるをえない』

序盤の欧州市場では、本邦当局者の口先介入に加え、欧州株が大幅高で寄りついたことから、ドル/円はクロス円とともに上昇し、100.80円台まで上昇しました。 一方で、ユーロ/ドルは、1.12台前半に散見されたストップロス注文が執行されると、1.1244ドルまで上昇しました。 市場はドル売りが優勢となったものの、ドル円・クロス円は買い戻しが優勢となりました。

NY市場では、欧米株価は上昇し、リスク選好の動きは継続しましたが、為替市場への影響は限定的でした。

 [本日の相場見通し]

FOMCの結果を受け、ドル/円は、21日のレベルと比べ大きく円高で推移したことで、本日の日経平均株価は、下落して寄りつきました。ただ、米国株式相場が堅調に推移し、CME日経平均先物が大幅高でクローズしたことから、下値は限定的だと思われます。

本日のドル/円とクロス円は、日米の金融政策の結果を消化しきれず、頭の重い相場展開を予想します。特に日銀のイールドカーブ・コントロールの導入が、金融市場にどのような影響を与えるか消化しきれてないようです。ただ、円高が進む局面では当局の口先介入が予想されることから、下値は限定的と予想します。

昨日は、本邦金融当局者が日本の市場が休場であったにも関わらす、円高進行を懸念して緊急会合を開催し、浅川財務官より口先介入がありました。本日も円高が進む局面では、当局からの口先介入には注意が必要です。

(市場調査部)

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