2016/09/09 09:29ドラギECB総裁の発言+週間石油在庫の発表を受け、ドル/円とクロス円が急伸!
英FTSE100は前日比+0.18%、独DAXは-0.72%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比-0.25%、-0.22%、-0.46%で取引を終えました。
8日の東京市場のドル円は、総じて、101円台半ばから101円台後半での小幅なレンジ取引となりました。ただ、中曽日銀副総裁が、在日米商工会議所での講演で、5日の黒田日銀総裁の発言に続き、マイナス金利の副作用について言及すると、本邦国債先物が下落幅をひろげ、ドル/円は本日の安値101.40円まで下落する局面がありました。
ECB理事会で現状維持が決定された後、注目の21:30からのドラギECB総裁の記者会見では、同総裁は市場が期待していた「資産購入プログラムの延長の協議はしなかった」と述べられました。そのため、追加緩和の期待がいったん後退し、ユーロが買われる局面がありました。
ユーロ/ドルは、1.1324ドルと高値まで上昇し、欧州債利回りが上昇したことに連れ、米国利回りも上昇しました。
その後、24:00の米エネルギー省(EIA)発表の週間石油在庫が、1450万バレル減と大幅な減少(1999年以来の最大減少)となり、先物市場の原油が47ドル台に上昇しました。カナダ/円は9日1:00過ぎに79.27円まで上昇しました。
先物市場の原油が上昇したことを受け、米国債利回りが更に上昇しました。
ドル/円にも買戻しの動きが強まり、102円台に設定されたストップロス注文を巻き込み、9日4:30過ぎに102.58円の高値まで急伸し、クロス円も堅調に推移しました。
[本日の相場見通し]
本日の日経平均株価は、ドル/円が急伸したことに加え、夜間の日経株価先物が堅調に推移したことを受け、輸出関連株を中心に堅調に推移することが予想されます。本日は、節目の17000円台を維持できるか否かに注目です。
本日のドル/円とクロス円も、海外市場の流れを引き継ぎ、底堅く推移することが予想されます。
本日の東京時間には、8月の中国の消費者物価指数と生産者物価指数が10:30に発表される予定です(↓)。生産者物価指数は改善傾向にあり、市場予想を上回れば、リスク選好の動きに拍車がかかり、豪ドルやNZドルが動意づく可能性があるので、注目です。
中国消費者物価指数 前年比(8月)[前回値:1.8%]:市場予想は1.7%
中国生産者物価指数 前年比(8月)[前回値:-1.7%]:市場予想は−0.9%
8日の東京市場のドル円は、総じて、101円台半ばから101円台後半での小幅なレンジ取引となりました。ただ、中曽日銀副総裁が、在日米商工会議所での講演で、5日の黒田日銀総裁の発言に続き、マイナス金利の副作用について言及すると、本邦国債先物が下落幅をひろげ、ドル/円は本日の安値101.40円まで下落する局面がありました。
ECB理事会で現状維持が決定された後、注目の21:30からのドラギECB総裁の記者会見では、同総裁は市場が期待していた「資産購入プログラムの延長の協議はしなかった」と述べられました。そのため、追加緩和の期待がいったん後退し、ユーロが買われる局面がありました。
ユーロ/ドルは、1.1324ドルと高値まで上昇し、欧州債利回りが上昇したことに連れ、米国利回りも上昇しました。
その後、24:00の米エネルギー省(EIA)発表の週間石油在庫が、1450万バレル減と大幅な減少(1999年以来の最大減少)となり、先物市場の原油が47ドル台に上昇しました。カナダ/円は9日1:00過ぎに79.27円まで上昇しました。
先物市場の原油が上昇したことを受け、米国債利回りが更に上昇しました。
ドル/円にも買戻しの動きが強まり、102円台に設定されたストップロス注文を巻き込み、9日4:30過ぎに102.58円の高値まで急伸し、クロス円も堅調に推移しました。
[本日の相場見通し]
本日の日経平均株価は、ドル/円が急伸したことに加え、夜間の日経株価先物が堅調に推移したことを受け、輸出関連株を中心に堅調に推移することが予想されます。本日は、節目の17000円台を維持できるか否かに注目です。
本日のドル/円とクロス円も、海外市場の流れを引き継ぎ、底堅く推移することが予想されます。
本日の東京時間には、8月の中国の消費者物価指数と生産者物価指数が10:30に発表される予定です(↓)。生産者物価指数は改善傾向にあり、市場予想を上回れば、リスク選好の動きに拍車がかかり、豪ドルやNZドルが動意づく可能性があるので、注目です。
中国消費者物価指数 前年比(8月)[前回値:1.8%]:市場予想は1.7%
中国生産者物価指数 前年比(8月)[前回値:-1.7%]:市場予想は−0.9%
※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。
※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。
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