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2016/09/08 08:59市場は、米・7月JOLT求人件数に反応! ベージュブックには反応薄!

7日のアジア時間のドル/円は、一部新聞の『日銀の総括な検証』が難航、併記案も浮上との記事が材料視され、米系ヘッジファンドのドル/円の売り需給を受け、ストップロス注文を次々と巻き込み、一時101.23円まで急落しました。 

その後、ドル/円は、門間前日銀理事の『9月の決定会合で「追加緩和なし」が理論的な帰結』との発言を受け、101.17円の安値まで下落しました。その後は、101円台前半から101.69円の狭いレンジで推移しました。

7日の欧米市場での序・中盤のドル/円は、重要指標発表前に101円台前半から101.71円と動きが鈍い展開となりました。

東京時間23:00発表の米・7月JOLT(求人労働移動調査)求人件数は、市場予想の563.0万件を大きく上回り、587.1万件となりました。市場予想を上回った経済指標が材料視され、ドル円/円はNY市場の高値101.81円まで上昇しました。しかし、8月の安値と9月の高値の半値戻しの101.85円が頭を抑える形となりました。

一方、注目の米・ベージュブックは、景気見通しに対しては楽観的な見方を示した一方で、物価上昇はわずかと指摘されるなど、強弱混在の内容となり、材料視されませんでした。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、海外市場の株価が小幅に推移したことに加え、重要な経済指標がないことから、方向感に乏しい展開が予想されます。 

本日のドル/円とクロス円も、堅調な推移ながら上値が限定される動きが予想されます。ドル/円の101.00円には、買い注文が散見される一方で、上値は8月の安値と9月の高値の半値戻しの101.85円が意識されています。 

ただし、中曽日銀副総裁の講演(在日米商工会議所:12:30〜14:30)が予定されており、副総裁の発言内容によっては、為替相場(+金利)が乱高下する可能性があり、注意が必要です。

日銀の黒田総裁は、5日の講演でマイナス金利の副作用について初めて言及し、市場が円高に反応しました。副総裁の講演での発言にも注目が集まります。

8日の海外市場では、東京時間20:45にECB政策金利発表(市場予想は、政策金利の変更なし)があり、21:30よりドラギECB総裁の記者会見が予定されており、市場は同総裁の発言に注目しています。

(市場調査部)
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