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2016/09/02 08:57今年最大の注目材料の8月米雇用統計の発表! 結果次第で大幅乱高下も!

[欧米市場レビュー]

1日の欧米株式市場は、方向感に欠ける動き。

英FTSE100は前日比-0.52%、独DAXは-0.55%、NYダウ、S&P500、NASDAQはそれぞれ前日比+0.1%、±0.00%、+0.27%で取引を終えました。

序盤の欧州市場のドル相場は、夜間の日経株価先物高・欧州株高・債券安の動きを受け、強含みで推移しました。17:00時点のドル/円は103.58円レベル、ユーロ円は115.26円レベル、ポンド/円は135.98円レベル、豪ドル/円は77.91円レベルで推移。海外勢の円売り需給が散見されました。17:00のユーロ/ドルは1.1126ドルレベル、豪ドル/ドルは0.7521ドルレベルで推移。また、17:30発表の英製造業PMIが市場予想を大幅に上回った(10か月ぶりの高水準)ことを受け、ポンドが急伸し、ポンド/円は137.32円まで上昇しました。
   
その後、21:30発表の米労働コストが市場予想を大幅に上振れ、米新規保険申請件数が予想を下回ったことを受け、リスク選好の動きに拍車がかかりました。ドル/円は103.99円、ユーロ円は115.79円、ポンド/円は137.99円、豪ドル/円は78.16円(昨夜の高値は78.17円)まで上昇しました。この局面でも海外勢の円売り需給が散見されました。

しかし、注目の23:00発表の米ISM製造業景況指数(8月)が、市場予想を大幅に下振れると(市場予想の52.00に対し49.4:経済の強弱判断の分かれ目である50割れは2月以来)、一転、円は急速に切り返し、ドル円は103.11円、ユーロ円は115.39円、ポンド/円は136.90円、豪ドル/円は77.77円まで急落しました。一方、ドルは、対欧州通貨やオセアニア通貨で売られ、ユーロ/ドルは1.120ドル台、豪ドル/ドルは0.750ドル台半ばまで上昇しました。NY市場の為替相場は、同レベルでクローズしました。

 [本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、材料が乏しいうえ、今夜発表予定の注目の米雇用統計(8月)の発表を控え、昨日に続き、価格帯別出来高が膨らんでいる16800円から17000円が意識され、もみ合いの動きとなると予想されます。夜間の日経平均先物は、前日日中比10円安の16930円でクローズしました。

米雇用統計発表前のアジア市場では、本日のドル/円とクロス円に関しても、小幅なレンジでの取引を予想します。 米雇用統計が、9月のFOMCに影響を与える(フィッシャーFRB副議長:8月の雇用統計がFOMCの決定に影響と8月26日に発言)可能性が高いので、結果次第によっては、米金利(+為替相場)が乱高下する可能性が高いので注意が必要です。

市場は、非農業部門雇用者数変化が市場予想の18万人を上回るか否かに注目しております。なお著名な債券投資家であるビル・グロース氏(米ジャナス・キャピタル・グループ)は、インタビューで、15万人以上増えれば、今月の利上げ実施に十分な根拠となろうと指摘しております。

海外勢が先週末(FRB正副議長の発言後)からドル/円を買っている局面が目立ちますが、今夜の米雇用統計次第では、7月高値の107円台半ばを意識する動きになる可能性があると思われます。

8月の米雇用統計←21:30発表予定
非農業部門雇用者数変化(前回:25万5000人 市場予想18万人)
失業率(前回4.9% 市場予想:4.8%)
*時間はいずれも東京時間。

(市場調査部)
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