市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/09/01 09:12本邦政府筋からの更なる口先介入、米早期利上げ観測に援護射撃!

[欧米市場レビュー]

東京時間の午後に報道された浜田内閣参与の口先介入は、東京市場では反応は限定的でしたが、欧州時間に入り、再び蒸し返され円安に振れました。ドル/円は103.15円、ユーロ/円は114.95円、ポンド円は135.09円、豪ドル/円は77.55の高値を示現しました。

◇浜田内閣参与の発言(31日東京時間午後に発言):「学者が政治と無関係に計算した購買力平価は107円ぐらい」「外債を買うことに制限はない」

米雇用統計の前哨戦といえる米ADP雇用統計(8月)は、市場予想を上回る結果となりました。この指標の結果を受け、ドル/円とクロス円の買いに拍車がかかりました。その後、米利上げへの期待は強く、ドル/円は市場が意識している103円台半ばまで上昇しました(7月の高値107.48円と8月の安値99.41円の半値が103.45円)

しかし、市場が大事なテクニカルポイントを意識した上、米エネルギー情報局(EIA)の週報を受け、原油が売られ、ドル/円とクロス円の上昇は限定的となりました。26日までの1週間の米原油在庫:前週比230万バレル増と、市場予想(ロイター通信調べ)の90万バレル増を大幅に上回る積み増し。

海外市場では、ドル/円は103.49円、ユーロ/円は115.39円、ポンド/円は135.89円、豪/円は77.74円の高値まで上昇しました。 一方、ドルは対欧州通貨やオセアニア通貨でも堅調に推移し、ユーロ/ドルは1.1121ドル、豪ドル/ドルは0.7489ドルまで下落した局面がありました。海外市場では、海外ファンドの円売り需給が散見されました。


 [本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、下値が堅いことが予想されますが、材料が乏しいうえ、価格帯別出来高が膨らんでいる16800円から17000円が意識され、もみ合いの動きとなると予想されます。

昨日は円安の進行を手掛かりに、輸出関連株を中心に買い戻す動きがみられましたが、本日も引き続き為替動向に影響を受けそうです。

本日のドル/円とクロス円に関しては、米早期利上げ観測が継続していること、また本邦政府筋から口先介入があったことから、堅調に推移すると思われます。一方で、実需筋の円買い注文やドル/円の大事なテクニカルポイントが意識され、値動きが乏しい動きになると予想されます。

本日の東京市場では、中国の重要経済指標、海外市場では、注目の米重要指標である8月の米ISM製造業景況指数が発表される予定です。 

8月の中国PMI製造業(前回:49.9市場予想:49.8)→10:00発表予定
8月の中国財新製造業PMI(前回値50.6 市場予想:50.1)→10:45発表予定
8月の米ISM製造業景況指数(前回値:52.6市場予想:52.0)→23:00発表予定
※時間はいずれも東京時間。

(市場調査部)
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