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2016/08/29 09:12注目のジャクソンホール会合!ドル二段ロケット、イエレンFRB議長が追加利上げを示唆、フィッシャーFRB副議長が時期を示唆

[欧米市場レビュー]

26日の欧米為替市場は、ドルが堅調に推移し、円が売られる展開となりました。イエレン議長が、23:00開始の講演直後に、『この数か月で追加利上げへの説得力が増加』と述べたことを受け、100円台前半で推移していたドル円は、100.89円まで急上昇しました。

しかしながら、ドル/円は、イエレン議長から、利上げ時期に関する発言がなかったことから、安値100.07円まで急落し、100.30円から100.10円にあったショートの買戻し注文が次々と執行されました。

その後、フィッシャーFRB副議長が『議長の発言は9月利上げの可能性と整合的』と利上げ時期を示唆したことが伝わると、早期利上げ期待が一段と強まりました。ドル/円は、海外ファンド勢の買戻しが活発化し、ストップロス注文を巻き込み、一時101.91円の高値まで上昇し、101.77円で越週しました。

クロス円も堅調に推移し、ユーロ/円は114.09円、ポンド/円は133.84円、豪ドル/円は77.17円の高値まで上昇しました。円のロングポジションが、クロス円にもたまっていたこともあり、一気に巻き戻しが入った格好となりました。ユーロ/ドルは1.1179ドルの安値、豪ドル/ドルは0.7552ドルの安値まで下落しました。

一方で、早期利上げ期待が一段と強まり、200ドル超の上昇を見せていたNYダウがマイナスに転じ、米長期金利が上昇しましたが(米10年債利回り:前日比+0.0565%の1.6296%で終了)、リスク回避の動きにはつながらず、クロス円の上昇に加え、夜間の日経平均先物(大証)も上昇(対日中比+190円の16590円で終了)して越週しました。

[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は、26日の日経平均株価の下落は銘柄入替の特殊要因であったこと、欧米市場で円が急落したこと、夜間の日経平均先物が上昇したことなどを受け、輸出関連株を中心に買いが優勢となると思われます。価格帯別出来高が膨らんでいる16600円から16800円が上値のめど。

本日のドル/円とクロス円は、海外市場の流れを引き継ぎ、また、円のロングポジションがまだ残っている模様であることから、円安が継続すると思われます。しかしながら、9月は日本企業が半期の決算を迎え、海外の資金を一旦国内に戻す動き(レパトリエーション)が活発化する可能性があることに加え、最近の円高を受けた本邦実需筋の円買いの動きには注意が必要です。

国産自動車メーカーなど一部大手輸出企業は、最近の円高を受け、通期のドル円の為替前提レートを円高方向に変更しており(ある国産自動車メーカーは、今月の1Q決算発表時に通期の同レートを102円に変更)、お盆休み中の本邦実需筋のドル/円売り注文は、102.50円以上に集中していた模様でした。 今日のドル円の高値は、102.50円近辺を意識すると思われます。

(市場調査部)

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