市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/08/22 09:00ドル/円、100円を挟んだもみ合い相場が継続しそう?

[欧米市場レビュー]

19日の欧米株式市場は、総じて反落。

英FTSE100が前日比-0.15%、独DAXは-0.55%となり、NYダウは-0.24%、S&P500とNASDAQはそれぞれ-0.14%、-0.03%となりました。

為替相場の動きは総じて鈍く、ドル/円は100円台前半を中心とした小動きに終始し、豪ドル/円は76円台前半を、またNZドル/円は72円台ミドルを中心としたボックス圏での値動きとなりました。

21日、スタンレー・フィッシャー米FRB副議長がコロラド州の講演において、「(米経済が)我々の目標に近いところにある」と述べ、2016年中に1回の利上げが依然検討されていることを示唆しました。

また、「(今後を見据えると)投資が驚くほど弱い局面から回復し、過去のドル高の影響が弱まることから、向こう数四半期にGDPの伸びは加速すると予想する」との発言をし、米経済に対するポジティブな見方を明らかにしました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均は、手掛かり難で方向感の出にくい展開となりそうです。

マーケットの見据える先は、今週末26日のジャクソンホールでのイエレン米FRB議長の講演内容に集まっており、“目玉”となる材料の乏しい週前半の株式市場は、為替相場の上下につられる展開となりそうです。

その為替相場については、足もとでは100円台を挟んだもみ合い相場になることが予想され、100円台を割り込んだ時点では、当局の介入警戒感が再び台頭するという展開になりそうです。

19日に産経新聞の単独インタビューに応じた黒田日銀総裁は、9月にまとめる「総括的な検証」を踏まえ、追加的な緩和措置を講じる可能性は十分あるとの発言を行いました。マイナス金利についても“深掘り”の可能性について示唆し、政策手段が限界に近いとの一部市場の見方を打ち消す発言を行いました。

また、「総括的検証」の結果を会合の声明文と同時に公表する考えを表明し、これまでの黒田総裁の“十八番”であったサプライズ演出からの路線転換を示唆しています。

日銀は今後「予見可能性」や「市場との対話」を重視する姿勢を表明しているものの、これらが材料となり得るのはまだ先のこと。

足もとのマーケットの動意は、26日のジャクソンホール一点張りとなりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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