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2016/08/17 09:0818日午前3時にFOMC議事録発表、ドルが反応しそう

[欧米市場レビュー]

16日の欧米時間の為替市場では、ドル売りのちドル買いの展開。FRB(米連邦準備理事会)の早期利上げ観測の後退を背景にドルに下押し圧力が加わるなか、米国の7月CPI(消費者物価指数)コア指数が前年比+2.2%と、市場予想の+2.3%を若干下回ったことを受け、ドル売り圧力が一段と強まり、ドル/円は一時99.41円へと下落、6月24日以来の安値をつけました。

ただその後、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が「追加利上げが適切になる時期にじわりと近づきつつある」「FRBは早ければ9月にも利上げに踏み切る可能性がある」と述べると、ドル買いへ。ドル/円は一時、100円台半ばへと上昇し、ユーロ/ドルや豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは反落しました。


[本日の相場見通し]

足もとのドル安は、4-6月期GDP速報値や7月小売売上高など米国の経済指標が弱めだったために、FRBの早期利上げ観測が後退したことが背景にあります。

昨日(16日)、NY連銀のダドリー総裁は9月の利上げの可能性が残っていることを示唆しました。そして、米アトランタ連銀のロックハート総裁は「年内に少なくとも1回の利上げが正当化される可能性がある」「9月の利上げを排除せず、年内2回の利上げも想定可能」と述べました。

日本時間18日午前3時、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されます(7月26-27日開催分)。議事録は、9月あるいは年内の利上げの可能性を探るうえで、重要な手掛かりになる可能性があります。

市場の金融政策見通しを反映するFF金利先物が16日時点で織り込む、FRBの利上げの確率は9月が22.0%、年内が51.0%です。FOMC議事録を受けて、市場のFRBの利上げ観測が変化する可能性があります。利上げ観測の後退はドルの下落圧力、利上げ観測の高まりはドルの上昇圧力となりそうです。

(アナリスト 八代和也)

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