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2016/08/12 09:17トルコリラ/円にトレンド変化のサイン!?テクニカル指標の動向に要注意!

[欧米市場レビュー]

11日の欧米株式市場はそろって上昇。

NYダウは前日比+117.86ドル(前日比+0.64%)となる18,613.52ドルで取引を終え、またS&P500とNASDAQはそれぞれ前日比+0.47%、+0.46%となり、3指標ともに過去最高値を更新しました。

揃い踏みで過去最高値を更新するのは1999年12月31日以来となり、WTI原油価格の上昇や百貨店のメーシーズやコールズが市場予想を上回る利益発表がその要因となりました。

英FTSE100および独DAXも堅調で、前日比それぞれ+0.70%、+0.86%となり、両者とも年初来最高値を更新しました。

外国為替市場ではドルが上昇。サンフランシスコ地区連銀ウィリアムズ総裁が、年内利上げ実施が必要との見方を示したことがその背景で、ドル/円は一時102.04円まで値を戻しました。


[本日の相場見通し]

本日の東京株式市場は、海外株式市場の流れを引き継ぎ、堅調な展開が予想されます。

ただし、休み明けの週末であるということ、さらにはお盆休みで休暇入りする市場参加者が多くなることから、徐々に薄商いとなることが予想されます。

一方で、引き続き日銀によるETF買いの安心感もあり、下値推移は刹那的なものになりそうです。

もう一つの安心感となっている材料は原油価格の安定推移。

ファリハ・サウジアラビア産業鉱物資源相が、原油価格の安定化に向け、9月26-28日に開かれる国際エネルギーフォーラム(IEF)においてOPEC加盟国と非加盟国が協議することを明らかにしたことがその背景で、WTI原油先物価格は一時1バレル=43.74ドルまで上昇し、北海ブレント原油先物も一時46.24ドルまで上昇しました。

これら安心感(株高・原油高)が相場下支え材料となり得ているものの、名立たる百戦錬磨の投資家たちが現在の株高に警鐘を鳴らしていること、また原油協議については原油増産凍結交渉→交渉決裂→増産再開→原油安という歴史を繰り返してきている事実もあり、両者とも一本調子での上昇が続くとの決め付けは避けるべきと考えます。

ドル/円は引き続きボックス圏内でのレンジ推移が予想され、テクニカル指標から判断する下値メドは21日ボリンジャーバンド・-2σラインである99.50円付近、上値メドは21日移動平均線である103.60円付近と考えます。

その他気になるテクニカル指標では、トルコリラ/円の日足・ボリンジャーバンドにおいてバンドの収縮(スクイーズ)が見られ、大きなトレンド発生の予兆とすることも可能です。DMIにおいて、+DI>-DIとなれば上昇トレンドの、-DI>+DIとなれば下降トレンドの発生ポイントとなる可能性もありそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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