市場調査部エクスプレス Today's Flash!

2016/08/08 09:01トルコ格下げ判断は10月に先延ばし!今週は閑散時の仕掛けに要注意!

[欧米市場レビュー]

5日の欧米市場では、米株式市場が大幅上昇。NYダウ、S&P500、NASDAQがそろって上昇し、S&P500は最高値を更新し、NASDAQも1年ぶりに最高値を付けました。

先週末に発表された米7月雇用統計において、非農業部門雇用者数(NFP)が事前予想の18万人を大きく上回る25.5万人となり、また前月NFPも29.2万人に上方修正されました。

失業率は4.9%と前月比変わらずとなりましたが、平均時給の伸び率は4月以降で最大となり、米国の雇用環境の堅調さが見える結果となりました。

ドル/円は強気の反応を見せ、一時102.08円まで上昇しました。株式市場の堅調な動きを受け、WTI原油は1バレル=42ドル台まで上昇。一方、ドルの強含みを受け、NY金は下落しました。

また、ムーディーズは5日に予定していたトルコ国債の格下げをめぐる判断を10月中旬まで延期すると発表しました。これを受け、トルコリラ/円は一時33.79円まで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の東京株式市場は堅調な展開で推移しそう。

ドル/円相場も、前週末に発表された米7月雇用統計の好結果を受け、FRBによる利上げ観測が若干高まる中、足もとのしっかりした相場展開となりそうです。

一方で、米7月雇用統計結果は良好であったものの、先般発表された米第2四半期GDP結果が予想以上に弱かったこと、また9月の日銀会合をめぐる「総括的検証」の中身に関する不透明感等もあり、ドル買い・円売りの動きはある程度限定的となりそうです。

市場参加者の視点は、早々に26日に行われるイエレンFRB議長によるジャクソンホールでの講演内容に移りつつあり、今回の7月雇用統計結果や前回の第1四半期GDP結果を受けて、利上げ時期に関するヒントがあるのかどうかに耳目が集まっています。

今週は、欧米ではバカンスによる休暇、国内では週後半から夏季休暇を取得する市場参加者が多くなると見られ、リオ五輪の開幕とともに商いは閑散となる見込みです。

特に国内勢が不在となる11日(山の日)には、ちょうど半年前の2月11日同様、投機筋による仕掛け等を警戒する向きもあり、時期的に9月決算のヘッジファンドによる45日前ルールにも重なるタイミングでもあり、注意を払っておいた方がよさそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

------------------------------------



※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス Todays'Flash!」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ