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2016/08/03 09:24金の上昇はドル安継続のシグナル!?ドル/円は100円を強く意識する展開に!

[欧米市場レビュー]

2日の欧米市場では、NYダウが7営業日続落し、またWTI原油先物が約3カ月半ぶりに終値レベルで1バレル=40ドルを割り込みました。

欧州時間序盤に日本政府が発表した28兆円超の経済対策に対して、「Sell the fact」(事実売り)とともに失望売りが重なり、日経225先物が下落し、円が主要通貨に対して上昇する動きとなりました。

ドル/円は100.67円まで下落し、豪ドル/円は76.47円まで、NZドル/円は72.73円まで下落しました。

国際商品市場では、NY金相場が6営業日連続で上昇し、一時1372ドル台を付け、終値ベースで2014年3月以来約2年5カ月ぶりの高値を付けました。先週29日に発表された米第2四半期GDPの結果がさえない中、FRBによる追加利上げの後ずれ観測が浮上していることも、「質への逃避」として「無国籍通貨」の金が選好される背景となっています。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均は、前日の欧米市場における株安と足もとの円高基調もあり軟調推移となりそう。

一方で、先月29日に発表された日銀によるETF(上場投資信託)買い入れ倍増方針が市場の安心感となっていることもあり、当面の株式市場は底堅い動きが継続しそうです。

また、本日は内閣改造が行われ、午後にも組閣本部を設置し、皇居での認証式を経た後に第3次安倍改造内閣が発足する見通し。内閣改造では財務大臣は麻生氏が留任するとのことですが、その麻生財務相は昨日黒田日銀総裁と都内で会談し、40年債の発行増額について表明し、今後も政府・日銀で連携してアベノミクスを加速させることを再確認しました。

29日に日銀が発表した「9月の総括的検証」の具体的な中身について政府と日銀の間でバランス調整が為されたとの見方もできますが、本格的な材料は9月に入ってからとなりそうです。

ドル/円の足もとの注目点は、日足・-2σラインである99.80円レベル。概ね「100円」が大いに意識される見込みで、足もとでのドル/円の重点レンジは日足・-2σライン〜21MAラインである100〜104円となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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