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2016/08/01 09:099月追加緩和期待+政府経済対策もあり、ドル安は一服か?

[欧米市場レビュー]

週末29日の欧米市場では、ドルが下落しました。ドル/円が7月11日以来の102円台割れとなる101.97円まで下落し、ドルインデックス(ドル指数)は6月24日以来となる95.33まで下落しました。

29日に発表された日銀金政策決定会合において、期待された日銀の追加緩和策が市場の失望を誘ったこと、またその後に発表された米GDP第2四半期速報値の伸びが事前予想を下回り、米FRBの年内利上げ観測が後退したことがドル下落の背景となりました。

クロス円通貨も総じて下落し、ユーロ/円は113.85円まで、豪ドル/円は77.40円までの下落、またポンド/円、トルコリラ/円はそれぞれ134.93円、34.00円まで下落しました。

対ドル通貨は堅調となり、ユーロ/ドルは1.1195ドルまで上昇し、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルはそれぞれ0.7605ドル、0.7228ドルまで上昇しました。


[本日の相場見通し]

本日の日経平均株価は前週末の海外市場で円高が進展したこともあり、弱含みでの推移となりそうです。

先週29日の日銀金融政策決定会合では、ETF(上場投資信託)の買い入れ額を現状の年3.3兆円からほぼ倍増となる年6兆円に増額されたものの、その他予想された国債の買い入れ増額やマイナス金利の深掘りといった施策が見送られたことが市場の失望を招く結果となりました。

一方で、日銀のコメント発表文において9月に「総括的な検証」を行う旨について記載されたことが9月追加緩和策への期待感となっていること、また明日2日に総額27兆円超の経済対策が閣議決定される予定もあり、足もとではドル/円の下支え材料となっています。

本日の注目は、中国7月PMI製造業と米7月ISM製造業景況指数。後者の米ISM製造業景況指数の事前予想値は53.0となっている中、前回値の53.2を超えた場合はFRBの年内利上げ観測の高まりもあり、短期的なドル買い材料となりそうです。

(チーフアナリスト 津田隆光)

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